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終身強制重労働刑について

投稿者: piazzollajp 投稿日時: 2012/03/20 17:38 投稿番号: [17452 / 17759]
steffiさん。こんにちは。せっかくこのトピに出張してきたので、この件についても、私の意見を述べさせていただきます。

私は、死刑存続賛成派です。その理由は、「被害者の遺族」の気持ちを慮るとのほぼ一点に尽きます。
「被害者の遺族」というのは、私がこの問題の当事者にならざるをえなくなった場合における最も可能性の高い立場でもあります。自分が「被害者の遺族」になったと想像してみたとき、加害者に死刑を必ず求めるかどうかは、状況次第で分かりませんが、少なくとも死刑という選択肢が残されている制度を望むであろうことは、容易に想像がつきます。また、これは、大多数の日本国民が共有する感情ではないかと思います。

ところで、steffiさんは、死刑を廃止し、代わりに「終身強制重労働刑」を課すべきとお考えのようですね。その理由をこのトピの15287より拝見すると、
「死刑では被害者遺族に実質的なメリットがほとんど生じない」からであり、「むしろ犯人に自分が犯した罪の重さを来る日も来る日もこれ以上ないというくらいに思い知らせ、文字どおり一生かけて血を吐くような思いでそれを償わせるほうが、遺族のため、社会のためにはるかに実利がある」からと。

この「一時の感情を抑えて実利をとる」という、徹底した経済合理主義の考え方が成立するためには、加害者に課せられる強制重労働によって産み出す労働生産性が、加害者を生涯刑務所で養っていくための費用をペイし、かつ、被害者への賠償金を捻出するに足るだけ十分高いものである必要があります。これについて、今回検証を試みてみましょう。

まず、現状についてですが、刑務所の受刑者一人あたりの年間費用は、約55万円程度のようです。一方、死刑囚の収監費用は、良いデータがないようなので、この2倍の110万円とします。

(出典)http://www.gkec.info/2010/09/blog-post.html

死刑囚には、刑務作業が一切ないことを鑑みると、上に示した死刑囚と無期懲役囚を含む一般受刑者との費用の差、年間55万円は、大まかではあるものの、一般受刑者が現在産み出している純労働生産性と考えることができます。

さて、「終身強制重労働刑」を採用し、本当の意味での「遺族のため、社会のために実利がある」ようにするためには、現在の加害者の純労働生産性(年間55万円)に加え、上述したとおり、加害者の年間収監費用55万円+被害者への賠償金相当額を捻出することが可能なまでに加害者の労働生産性を高める必要があります。被害者への年間の賠償金相当額をいくらにすべきかは大変難しいですが、例えば年間50万円で20年間支払ってもらったとして、総額1000万円。人の命の値段としてはあまりにも安すぎますが、ここでは、被害者の遺族が納得できる最低限度の金額として、この年間50万円を採用することとします。

以上の想定に基づけば、加害者の純労働生産性を、現在の年間55万円から、約3倍の年間160万円まで高める必要が生じます。しかし、「終身強制重労働刑」というのは、その趣旨からして肉体労働を想定されていると考えられますが、このような高い労働生産性を、刑務所の塀の中という限られた労働環境の中で、しかも肉体労働のみで実現することは、実質的には極めて困難であると私は考えます。
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