死刑廃止の理由
投稿者: dorawasabi5001 投稿日時: 2007/08/29 22:14 投稿番号: [15317 / 17759]
亀井議員の場合
★亀井は警察庁の高級官僚出身だが、警察庁勤務時代から死刑廃止論者であった。
政治家に転身後、要職を歴任した。運輸大臣時代の94年12月1日、2人の処刑があった。
そのとき、「個人としては死刑は反対だ。国家権力が無抵抗の者を絞め殺すのは性に合わない。縛り首が国家の対応なのか。ほんとうに反省している人間もいる」と、所管外にもかかわらず、死刑廃止を公言したエピソードもある。
亀井の廃止論は主に次のような理由による。
「被疑者が勾留・取り調べを受けると、異常心理に陥ることが現実に非常に多いのです。
いわゆる拘禁性ノイローゼにかかって、取調官との関係が王様と奴隷のような心理状態になってしまうのです。
【取調官のまったくのいいなりになる被疑者がかなり多くいます。】
そして、そういう警察での供述をもとに、今度は検察が調書をとっていきます。
公判廷でいくら被告人が『あれは嘘だった。勘違いだ。誘導されたんだ』といったところで、検面調書には証拠能力がありますから、それが優先されていきます。
そういう実態がいまの刑事司法の中にあり、そんな中では冤罪の可能性がある」
警察時代の経験に基づく冤罪不可避論だ。刑罰は教育刑であるべきこともその理由の一つである。
「天使の心、仏の心とあわせて、悪魔の心がすんでいるのが人間です。国家として悪魔を退治することは大事な仕事ですが、国家は同時に凶悪犯人の中に潜んでいる天使の心、仏の心を引き出す努力をしなければならない」
亀井は、このような思いから会長を引き受け、決意を語った。
「残念ながら、日本の場合、死刑は廃止すべきではないという世論が非常に強いのが現実です。報復感情を含めた、ある意味では素朴な感情に支配されているこの現状をどう変えていくか。そういうことをやりながら、最終的には立法措置がとれるよう、国会内で死刑廃止に賛成する議員をどんどんふやしていきたい」
・・・
フランスの死刑といえば、独特な処刑装置ギロチンが思い浮かぶ。死刑廃止に伴い、ギロチンが博物館入りをしたのは、81年のことであった。
そのとき、ミッテラン大統領のもと、法務大臣として廃止を推進したのが、バダンテール弁護士だ。92年3月、フォーラム90の招きで来日したバダンテールは、各所で講演を行い、死刑廃止の経験や廃止の必要性などを述べた。
「死刑というものは、民主主義とは相いれません。
なぜなら、その中には社会的な不平等というものが刻み込まれているからです。
【執行者のリストを見ますと、そこにあるのは良家の子女などではなく、精神的に非常に不安定な人々、精神障害者、排除された人々などが、犯罪のサイクルを経て、結局、死刑台までたどり着くわけです。】
また、人間によるジャスティス(正義・裁判)には、ときには誤りが紛れ込むものであって、極めて限界があるものです」
「裁判の歴史は残念なことに、冤罪がちりばめられており、これからも存在し続けるでしょう」
「死刑を廃止したほとんどすべての民主主義国で、死刑廃止の時点で、世論は死刑の廃止に好意的ではありませんでした(フランスは62%が廃止反対)」・・
(2004年6月2日掲載、著作権者・サクマ テツ)
http://homepage3.nifty.com/tetuh/120.html
★亀井は警察庁の高級官僚出身だが、警察庁勤務時代から死刑廃止論者であった。
政治家に転身後、要職を歴任した。運輸大臣時代の94年12月1日、2人の処刑があった。
そのとき、「個人としては死刑は反対だ。国家権力が無抵抗の者を絞め殺すのは性に合わない。縛り首が国家の対応なのか。ほんとうに反省している人間もいる」と、所管外にもかかわらず、死刑廃止を公言したエピソードもある。
亀井の廃止論は主に次のような理由による。
「被疑者が勾留・取り調べを受けると、異常心理に陥ることが現実に非常に多いのです。
いわゆる拘禁性ノイローゼにかかって、取調官との関係が王様と奴隷のような心理状態になってしまうのです。
【取調官のまったくのいいなりになる被疑者がかなり多くいます。】
そして、そういう警察での供述をもとに、今度は検察が調書をとっていきます。
公判廷でいくら被告人が『あれは嘘だった。勘違いだ。誘導されたんだ』といったところで、検面調書には証拠能力がありますから、それが優先されていきます。
そういう実態がいまの刑事司法の中にあり、そんな中では冤罪の可能性がある」
警察時代の経験に基づく冤罪不可避論だ。刑罰は教育刑であるべきこともその理由の一つである。
「天使の心、仏の心とあわせて、悪魔の心がすんでいるのが人間です。国家として悪魔を退治することは大事な仕事ですが、国家は同時に凶悪犯人の中に潜んでいる天使の心、仏の心を引き出す努力をしなければならない」
亀井は、このような思いから会長を引き受け、決意を語った。
「残念ながら、日本の場合、死刑は廃止すべきではないという世論が非常に強いのが現実です。報復感情を含めた、ある意味では素朴な感情に支配されているこの現状をどう変えていくか。そういうことをやりながら、最終的には立法措置がとれるよう、国会内で死刑廃止に賛成する議員をどんどんふやしていきたい」
・・・
フランスの死刑といえば、独特な処刑装置ギロチンが思い浮かぶ。死刑廃止に伴い、ギロチンが博物館入りをしたのは、81年のことであった。
そのとき、ミッテラン大統領のもと、法務大臣として廃止を推進したのが、バダンテール弁護士だ。92年3月、フォーラム90の招きで来日したバダンテールは、各所で講演を行い、死刑廃止の経験や廃止の必要性などを述べた。
「死刑というものは、民主主義とは相いれません。
なぜなら、その中には社会的な不平等というものが刻み込まれているからです。
【執行者のリストを見ますと、そこにあるのは良家の子女などではなく、精神的に非常に不安定な人々、精神障害者、排除された人々などが、犯罪のサイクルを経て、結局、死刑台までたどり着くわけです。】
また、人間によるジャスティス(正義・裁判)には、ときには誤りが紛れ込むものであって、極めて限界があるものです」
「裁判の歴史は残念なことに、冤罪がちりばめられており、これからも存在し続けるでしょう」
「死刑を廃止したほとんどすべての民主主義国で、死刑廃止の時点で、世論は死刑の廃止に好意的ではありませんでした(フランスは62%が廃止反対)」・・
(2004年6月2日掲載、著作権者・サクマ テツ)
http://homepage3.nifty.com/tetuh/120.html
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