“平和ボケ”のお部屋

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禁じられた「メリー・クリスマス」①

投稿者: steffi_10121976 投稿日時: 2005/12/08 00:32 投稿番号: [13565 / 17759]
平和ボケ・トピのみなさま、こんばんは。長らくご無沙汰しております。
早いもので、今年もいつの間にかもう師走。街はすっかりクリスマス気分一色ですね。
ところで、毎年この時期になると、日本人と宗教との関わり合い方について、いろいろな意見を目にする機会が多くなるのですけれど、先日来たいへん興味深く拝見させていただいております軽騎兵さんとnita2さんのご討論の中でも、それに類するテーマが取り上げられていました。
おふたりの中身の濃いお話をうかがっていて、私もひとつ思い出したことがありますので、横レスで恐縮ですが、久しぶりに書かせていただきたいと思います。

4年前のちょうど今ごろ、私は勤務先よりあるスクーリングの受講を命じられ、1か月ほどロンドンに滞在しておりました。
そのスケジュールも終わり近くに、現地の支店のパーティに招かれて、ひとことスピーチをするよう依頼されたのですが、その時支店長(幹事さんではありません)からくどいほど念を押されたことは、「これはあくまでもイヤー・エンド・パーティであって、クリスマス・パーティではない。したがって、スピーチの中で『メリー・クリスマス』という言葉は絶対に使わないでほしい」ということでした。

ロンドンにいらっしゃったことのある方ならどなたも実感されたことと思いますが、この街は私たちが通常「ヨーロッパ」という言葉から連想するイメージとはちょっと趣きを異にしています。
言うまでもなく、それはこの都市が巨大な多民族社会であるということに起因しています。
実際、街を歩いていてもパブやレストランに入っても、周囲を見渡せば人々の肌の色も、顔つきも、聞こえてくる言語もさまざまです。
そしてそれは私たちの会社のブランチ・オフィスにおいても同様でした。
スタッフが多民族であるということは、言い換えれば、彼らの宗教も多種多様であるということ。
いかにキリスト教徒がマジョリティであっても、そこに少数ながらユダヤ教徒やイスラム教徒、ヒンドゥー教徒も混在している以上、従業員の慰労を目的としたパーティの席上で、キリストの生誕を祝う言葉は絶対にご法度というわけです。

しかし、幹事さんによれば、そうしたこと以上に神経を使うのは料理とのことでした。
周知のとおり、ユダヤ、イスラム、ヒンドゥーにはその教義から、口にすることを厳しく禁じられている食材がそれぞれ存在します。
職場で万一これらに関わる宗教的なトラブルが発生しようものなら、場合によっては幹部の謝罪くらいでは済まされない事態に発展することも稀ではないそうです(そういえば数年前、日本のある大手調味料メーカーがイスラム圏で製造・販売した製品の素材のごく一部に、現地の人々にとってタブーとされる豚を使っていたことが発覚して、大問題になったことがありました)。
時あたかも「9.11」の直後。
ヨーロッパ社会全体がコミュニティ内の宗教的マイノリティに対してきわめてセンシティヴになっていた時期とはいえ、やはりわれわれ日本人とは、他者の宗教に対する意識という点で、天と地ほどの相違があると感じました。
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