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張作霖爆殺

投稿者: latter_autumn 投稿日時: 2005/07/18 20:41 投稿番号: [11067 / 17759]
>張作霖爆死事件の犯人を、田中首相は一旦は処罰すると約束したのに、

さよう。しかし「約束」というよりは「所信表明」である。
事件の真相を公表し犯人を厳重に処罰する方針で白川陸相に働きかける、ということであった。
(田中は陸軍出身の大物で白川の先輩であった。)
(犯人処遇に関する直接の輔弼責任者は田中ではなく白川であったが、田中は白川が自分の主張を受け入れると思い込んでいた。)

>約束を反故にしたから、天皇は怒って、もうお前の顔を見たくないと云った。
>それで田中は辞職した。

白川は、田中の予想に反して、田中の主張に反対した。
(真相を公表すれば天皇の軍隊の名誉と威信が損なわれるので、隠蔽すべき、ということ。)
陸軍部内の中堅層や元帥府でも、白川の主張への支持が大勢を占めた。
白川は、真相を隠蔽し(爆破の犯行には関係ないが警備担当の不備であったとして)責任者を軽く処分する方針をとりまとめ、昭和天皇に上奏し承認を得た。

この結果、田中の主張は実現不可能となった。
田中は、昭和天皇から「辞表を出してはどうか」と迫られ、辞任した。
これは実質的に罷免と同じであった。

昭和天皇の問題認識は、
「田中は、犯人処遇に関して直接の責任者でないのに先走って「無責任」なことを言った。」
「白川は全然問題ないが、田中はケシカラン。」
・・・ということであった。

>当時は陸相がいたが、天皇は陸相でなく、首相を相手にしている。

>張作霖爆死事件の犯人を処罰すべきだと天皇が主張したことは、天皇は
>そのとき對支問題では鷹派でなく鳩派だった証拠になる。

昭和天皇は、白川の隠蔽方針を聞いて賛成し、白川の上奏を正式に裁可した。

>犯人不処罰、軍規違反不追及という状態で事件が終わった。

昭和天皇は、事件の真相を隠蔽し犯人に厳罰を与えない方針を選択したのである。
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