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城内及び安全区の掃蕩2

投稿者: kireigotowadame 投稿日時: 2011/09/21 18:24 投稿番号: [978 / 2250]
児島襄著   『日中戦争4』   233〜234p


《 委員会は、傷兵、傷病者を外交部、鉄道部、国防部にうつし、

J・マギー牧師を委員長とする   「国際赤十字南京委員会」   を組織し、

「南京日本軍司令官」   あてに   「安全区」   の保護を要請する書簡を用意した。

その書簡をもって、J・マギー牧師らが第二十三連隊第三大隊をむかえたのである。

マギー牧師たちが会った日本軍将校は、牧師によれば、

説明する趣旨に諒解の意を表明した、という。



   −   だが、

現実には、日本軍にとっては、掃蕩戦のさなかである。

日本軍の推計では、南京城内にはなお   「約二万五千人」   の敗残兵がいる。

掃蕩そのものも決して無抵抗ではなく、しばしば各部隊は攻撃、狙撃をうけている。

この 〝敗残兵狩り〟 を完了しなくては、名実ともに   「南京攻略」   が

成就したとはいえない。



とりわけて注意すべきは、攻略にともなって実施される入城式である。

入城式には、皇族である上海派遣軍司令官朝香官鳩彦中将も参加する。

その身辺にはとくに入念に安全保障策が講じられねばならない……。

その意味では、 「安全区」   といえども 〝敗残兵狩り〟 から除外するわけにはいかず、

委員会書記L・スミス   (金陵大学教授)   によれば、この日、

日本軍将校が   「安全区」   を訪ね、法務部に収容されている

二千六百五十人のうち、二千三百人を   「捕虜」   として、連行した。》
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