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蘇州河敵前渡河

投稿者: kireigotowadame 投稿日時: 2011/05/06 18:41 投稿番号: [828 / 2250]
戦史叢書   『支那事変   陸軍作戦1』   380〜381p

《 蘇州河南岸には平時から構築された特火点陣地があり、
事変勃発後は野戦築城により補強されていた。

上海派遣軍司令官は、軍主力が蘇州河の線に進出すると、
上海南市を完全に封鎖するため、引き続き蘇州河南岸の敵を攻撃するに決した。



すなわち主攻を北新芤−陳家橋道両側の地区に保持し、
第三・第九師団を十一月二日までに渡河させ、

第百一師団を上海北西側に集結し第三師団に続いて渡河できるよう準備させ、
第十一師団は南翔方面の敵に対し軍主力の右側を掩護するよう部署した。

また三十一日、重藤・永津両支隊を揚子江上流方面の作戦に当たらせるため、
第十三師団に両支隊と守備を交代するよう命じた。(交代完了は十一月四日)

第三師団は十月三十一日、渡河を開始した。   左翼方面では一部が渡河しただけで
頓挫したが、右翼方面では十一月五日ころ、渡河に成功し、逐次南岸に地歩を獲得した。



また第九師団は、十一月一日右翼隊方面の渡河に成功し、
左翼隊は二日、右翼隊の渡河点から渡河してその左翼に進出したが、

師団正面の優勢な敵は、師団の渡河点に対し正面から逆襲を繰り返し、
さらに蘇州河北岸南翔方面から逐次兵力を南岸に移して

師団の右側を圧迫したので、師団は一時苦境に陥った。よって軍司令官は、
第十一師団に江橋鎮(南翔南東約四粁 (キロ))付近を攻撃させた。

第九師団は、敵の攻撃を排除し逐次南方に地歩を占めたが、
軍司令官は、同師団の攻撃を更に進展させるため、



七日、第百一師団の一部(歩兵一聯隊、野砲兵一大隊基幹)を配属し、
また第百一師団主力をして第九師団の左翼後で渡河を準備させた。

第百一師団の一部は、八日、第九師団の右翼に加入し、主力は架橋を実施したが、
九日、軍命令により渡河を取りやめた。

(上海方面の戦闘進捗は、派遣軍の力攻と、
後述する第十軍が敵の側背に進出したためとみられる)》


つづく
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