入って中国人に南京事件真相議論しましょう

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ジャキノ難民区設立2

投稿者: kireigotowadame 投稿日時: 2011/04/26 18:45 投稿番号: [818 / 2250]
松本重治氏著   『上海時代(下)』   中公新書
233〜234p

《 二人で地図を検 (しら) べてみて、「これは、地理的にみて、都合がよさそうだね。
ただ、いま一つの条件は、中国兵が武装したままで、難民区に逃げ込むような

ことがないようにすることにある。その点、仏租界側や中国側にはっきりさせておく
必要があろうね。それがはっきりすれば、日本側も反対できぬことになる

だろうからね」   と、私が即座に附言すると、ティンパーレー君は、



「ジャキノ神父は、今松本君がいったような条件について、すでに手を打っている。
神父の構想には、仏租界当局も全面的に協力を約しているから、

万一、逃げる中国将兵が、仏租界を通って北側から難民区になだれ込むような場合には、
仏租界の実力を用いて、そういう敗残兵を武装解除させる決意をもっているようだ。

ジャキノ神父は、日本側が賛成ならば、ただちに、英、米、仏等の民間有志者による
国際委員会を作ることにつき、関係者たちの内諾を得てある。

国際委員会が出来て、日本側の支持が得られれば、
中国側も同意を拒否し得ないと思うんだ」   と返事する。



私は、「 そういう話ならば、きっと成功するよ。
すぐ、大使館に行って日高さんに話をしてみよう。

その首尾は君にすぐ電話しよう。おそらく日高さんは、   『ティンパーレーに
ジャキノ神父と同道して大使館に来てもらい、直接、両氏から話を聞こう』

ということになるだろう。日高参事官は、英語のほかフランス語にも堪能な人だからね」
というと、ティンパーレー君は、嬉しさに笑みを顔面一杯に表し、

「では、松本君からの電話を待っている」   といいつつ、
私と固い握手を交して支社を出ていった。



私は、車を飛ばして大使館に赴き、日高さんに、こうこうしかじかと話をすると、
日高さんは、 「では、ご両人に来てもらい、直接話をうかがいましょう。

よい考えだから、私もできるだけ尽力しましょう」   といってくれた。
すぐ翌日の約束の時間を打ち合せ、支社にとって返して、

私は、ティンパーレー君にその旨電話をかけた。
ちょうどジャキノ神父も同席で、両人はとても喜んでくれた。



翌日、日高さんは、ジャキノ神父とティンパーレー君から詳細の計画を聞き、
すぐ協力を約したが、彼は、南市の問題を担当していた陸軍特務部の楠本大佐と

連絡して、協力を得たうえ、松井軍司令官と長谷川司令長官とに、直接、会見して、
両首脳者の賛成を得た。その間の日高さんの活動は、いとも鮮やかであったが、

それについては、日高さんによる   「極東国際軍事裁判所宣誓供述書」   の
数行を左に引用したい。》


つづく
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