入って中国人に南京事件真相議論しましょう

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7月26日 広部大隊救出工作2 交渉1

投稿者: kireigotowadame 投稿日時: 2010/12/04 15:06 投稿番号: [656 / 2250]
寺平忠輔著 『日本の悲劇   盧溝橋事件』 読売新聞社刊
330〜331p

《 橋本参謀長は全面的に同意を表した。そして

「……以上のような趣旨に基き、広安門の事件は極力これを現地限りに
解決させ、戦火を全城域に及ぼさないよう努力する。

そして二十九軍潰滅のための作戦は、居留民の引き揚げ完了を見届けた上で、
改めてこれを決行することと致します」   参謀長は以上の判決を述べた。



この時、池田参謀が発言した。 「北京城を兵火の巷 (ちまた) に陥れない事は、
軍としても重視すべき問題だと思います。

ただ、作戦遂行という事になりますと、目的のためには手段を選ばず、
個々の兵団中には往々にして、こういった方針を無視する者が無いとはいえません。

そこでこの際、北京城や万寿山、そういった名勝を傷けないため、
これに対して絶対砲爆撃を加えない事、またこれらの場所に陣地を占めている敵は、

側背脅威その他の方法によって、戦を交える事なく退却させてしまうよう、
この件を作戦命令の末項にでも、一筆書き加えておきたいと思います」

軍司令官香月中将は会心の肯 (うなず) きを見せてこの意見を採択し、
ここに天津軍駐屯最後の肚が決まったのである。



これより先、機関が出した密偵の報告は、刻々広部大隊の危機を伝え

「大隊はすでに中国軍のため、十重二十重に包囲され、辛うじて城壁下の
一角に余喘 (よぜん) を保っている」   とも言い、

「中国軍の増援隊は目下続々、トラックで広安門に向って輸送中」
とも報じている。   さらに新聞社側からの情報によると

「入城部隊が内門と外門との中間に差しかかった際、突然、中国側が故意に
両方の城門を閉鎖したので、部隊は二つの門扉の間に閉じ込められ、

その上、城門の上からは、手榴弾をドンドンたたきつけられるという始末、
目下大隊は、惨澹たる状態に陥っている」   と極めて誇張的な虚報まで伝えてきていた。

西の方、広安門と覚しい方向から、引っ切りなしに響いてくるゴーッ、ゴーッという
銃声は、特務機関の人たちの焦燥の念と不安感とを、いやが上にもかき立てるのだった。



午後八時少し過ぎ、冀察側の代表として、交通委員長陳覚生が特務機関にやって来た。
彼は広安門事件の善後措置に関して、次のような案をもたらして来た。

「中国軍は広安門の城壁及びその東側地区に位置し、広部大隊は城門外、
西側地区に兵力を集結させる。そうする事によって両軍衝突の危険性を除去したい。

これがため、現在城内に進入している広部大隊主力は、
一応全員、広安門外に撤退させていただきたい」



これに対し、特務機関の意向としては   ―   すでに城内に入った日本軍は、
ことごとくこれを公使館区域の我が警備隊内に収容したい。

その代り、城外に残っている部隊は全部、豊台に向って引揚げさせる   ―   というのである。
陳覚生が持ってきた中国側の案は、機関側によって一蹴され、

逆に、我が方の意見を持って宋哲元の元に帰って行かなければならない
破目に陥ってしまった。》


つづく
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