入って中国人に南京事件真相議論しましょう

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盧溝橋事件24 攻撃を中止させる森田中佐

投稿者: kireigotowadame 投稿日時: 2010/07/19 15:49 投稿番号: [511 / 2250]
寺平忠輔著 『日本の悲劇   盧溝橋事件』 読売新聞社刊
116〜117p


《 すると森田中佐も
「実は僕もいま、そう思って見てたところなんだ。

大隊長、実に妙な事をやり始めたわい!
だがいずれにしても不拡大が先決問題だ。

あんな事していたら、たといこれが演習であるにもせよ、
中国側に戦闘と誤解されてとんでもない事になってしまう。よさせよう」

実際のところ、我々一行はそのころまだ、第三回目の不法射撃があった事も
知らなければ、連隊長から攻撃命令が下された事も知っていなかった。

森田中佐は一文字山の中央台上に立ち上り、
ともなって来た一木大隊の副官荒田中尉を通じ、

連隊長命令として、前進行動の中止方を大隊長に命ずるとともに、
手近にいた歩兵砲隊長久保田大尉に対し、弾薬の装填を禁止した。



私はこの情勢を観望していたが

「森田中佐殿、軍命令としては歩兵一ケ中隊を追って宛平城の東の城門を押えさせろ。
その援護の下に現地交渉を開始せよとの事でした。

しかしいま、これだけバラ撒かれている部隊を集結し、
その中から一ケ中隊を引き抜くなんてのんきな事はやっておれません。

ぐずぐずすればするだけ、中国側は有利な抜け道を考え出すでしょうから、
このさい、一刻もすみやかに交渉を開始する事が必要です。

私は格別援護の兵なんかいりません。
いまからすぐ、宛平城内にとび込んで、中国側と不拡大交渉を開始いたします。

中佐殿はとりあえず部隊を掌握し、こういう戦闘行動みたいな事をすぐ
止めさせるよう、お願い致します。では私はここで失礼致します」



いままで私のかたわらで、ジーッと宛平城の敵情を監視していた
小岩井中尉は私の話を耳にはさんで

「なんですか、大尉殿、あなたはこれからあの宛平城に入って行かれるんですか!
宛平城ご覧になりましたか?   宛平城を!

城壁上には中国兵があの通りウヨウヨしていますよ。
その服装であれに近づこうものなら、すぐにバリンバリンと射たれちゃいますよ。

いま情勢は刻々悪化してますからね。それにさきほどのお話の東門占領だなんて、
一戦交えないであれを占領する事なんか、いまもう絶対不可能です」

彼はそういって、私が宛平城に行こうとするのを極力押し止めた。



−   なるほどそれが本当かも知れない。
いわれてみれば確かに、城壁上の銃口は皆こちらに向けられている。

しかし、私はやはり行かなければならぬ。
行くという事が私に与えられた任務なのだ。

バリバリやられるのがこわくて引き戻ったとあっては、
機関長に対してなんの顔向けが出来よう。−

私は中尉の言葉を黙殺するともなしに黙殺して、一軒家の方に下って行った。


つづく
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