入って中国人に南京事件真相議論しましょう

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盧溝橋事件6 大隊から連隊へ連絡

投稿者: kireigotowadame 投稿日時: 2010/06/28 18:44 投稿番号: [490 / 2250]
寺平忠輔著 『日本の悲劇   盧溝橋事件』 読売新聞社刊

72〜73p
《 一木大隊長は目覚し時計のネジをかけ、それを枕元に置くと靴下を脱いで
ドッカとベッドの上に腰をおろした。

その時、官舎の表の方に、荒々しく馬を走らせて来た者がある。
耳をすまして聞いていると、馬は官舎の中まで入って来た模様だ。

玄関の扉をたたく音がする。大隊長は自ら玄関口に出て行った。
「岩谷曹長、報告に参りました」

服の上まで汗がジックリにじみ出ている岩谷曹長は、
隊長官舎の玄関口に立つと、挙手の敬礼をした。


「ただいま第八中隊が、竜王廟と一文字山の中間地区で演習しておりますと、
ちょうど十時四十分、突然竜王廟の中国兵から、十八発の実弾射撃を受けました。

中隊は直ちに演習を中止し、人員を点検致しましたところ、
初年兵が一名、どうしても見つかりません。

そこで中隊長殿は直ちに、この事を大至急大隊長殿にご報告申し上げるよう、
岩谷に命ぜられました。

中隊はいま、兵力を集結し、いつでも戦に応じ得る態勢を整え、
極力その兵を捜索中であります。報告終りッ!」

・・・

大隊長は、直ちに立って電話にかかった。
「北京!   旅団副官   松山少佐の官舎!」

・・・
「松山は一昨日から閣下のお伴を致しまして、山海関の方に出張中でございまして、
ただいまあいにく留守なんでございますが……」

・・・   改めてこんどは
「北京!   牟田口連隊長官舎!」   と呼び出させた。》


73〜74p
《 ・・・

五日と六日、両日にわたって、天津に分屯する筒井恒少佐の第二大隊を
検閲して来た牟田口大佐は、

この日夕刻、二十九軍の軍事顧問桜井少佐と一緒の列車で、
北京に帰りついたばかりだった。

・・・
二日間も徹夜したが、今日こそ足を伸ばしてゆっくり休めるぞ。
・・・
突然、電話のベルがけたたましく鳴り始めた。

連隊長は自ら受話器を外した。一木大隊長の声が響いてきて、
ここに初めて事件勃発に関する顛末が、逐一報告されたのである。

「……以上申し上げましたようなわけで、私はただいまからすぐ、
大隊の警備呼集を実施し、

盧溝橋に行って中国側相手に、談判を開始したいと思います。
よろしうございますか?」


すると牟田口大佐

「よろしい。じゃあ君の大隊はすぐ、これから出かけて一文字山を占領し、
夜明けを待って盧溝橋にいる中国軍の営長を呼び出し、交渉を開始し給え。

十分戦闘隊形を整えた上で交渉に移り給え」
「承知致しました。直ちにそういうふうに処置致します」

大隊長は再び玄関の岩谷曹長のところへ戻って来た。
「岩谷曹長、大隊は直ちに警備呼集を実施して、清水中隊増援のために出動する。

中隊は、大隊が盧溝橋に到着するまで、一文字山を占領して待機しているよう、
中隊長に伝えて置け。絶対応戦するんじゃないぞ」》


つづく
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