入って中国人に南京事件真相議論しましょう

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第一次南京事件4 宝来館裡の悲鳴3

投稿者: kireigotowadame 投稿日時: 2010/03/08 18:47 投稿番号: [368 / 2250]
『もう一つの南京事件・日本人遭難者の記録』 田中秀雄編集・解説   芙蓉書房
35〜36p

《余は地獄で仏に会った思いでその将校を捕え、このままではいつ殺されるか分らぬので、
一刻も早く脱出して領事館に避難したいから、どうか同行して頂きたいと嘆願すると、

将校はそれではあとで警察署長を出すからそれまで待てといって、そばの巡査に
自分の名刺を与え、裸で震えている余に着物を貸せと命じて立ち去った。

三十分の後巡査部長が来て、巡査二人で余らを護送してくれることになったので、
余はズボン下一枚の上に、巡査が苦力の着ていたのを脱がしてくれた

ぼろぼろの上衣一枚を肌に当てたまま街上に出た。


黒山と取り巻く人馬の中には、糾察隊のマークをつけた学生が混じって、
『そいつらを引き渡せ、渡さぬと殺すぞ』 と幾度か巡査を脅かし余らを連れ去ろうと

するが、テコロ病院の前にさしかかると、
石畳の上に生々しい血潮が流れ、砕かれた脳漿が散乱している。

その門のすぐそばで外人紳士二人が兵士に取り囲まれて、まさに銃殺されんとしていた。
これを目撃した余らは自分の運命を告げられているような気がして、

われにもあらず目の前が真っ暗になるのを感じた、
そのうちにようやく領事館の建物が見えるところにくると、

正門前の坂道を兵士や無頼漢の群れが押し合うようにして家具類を抱えて降りてくる。

見れば門前も前庭も公用書類が地を埋めて乱れている。『領事館もやられたのだ』と
始めて目の当たりを見て、思わずも鉄槌で殴られたように驚きを感じた。

  (三月三十日東京朝日所載)


一方丸裸にされ、座布団を前と後ろにあてがって、
寒いのと恥かしいのを防いで敵味方を笑わした鈴木老人は、

暴徒のすきを見て向い側の支那人宅に飛び込み着物をもらい、
宝来館から一丁ほど離れた警察署へ救助を頼んだ。

署長は顔馴染みなので好意を持って世話を焼いてくれたが、
まもなく兵卒らが来て乱暴にも署長を殴りつけ、

老人を引っ張って督弁公署の裏の錬兵場に連行し、
またまた丸裸にしてしまって銃剣を咽喉に擬する。


鈴木老人はいよいよ殺されるものと観念した。その刹那に一名の将校が来て
『打つな打つな』 と叫んだので危機を免れることができた。

それで老人はその将校に領事館までの護送を頼んだが容れない。
やむなく知り合いの附近の鉄葉屋の主人を訪ねて着物を乞受け、

途中でこれまた顔知った車夫からも着物を借り、一緒に宝来館に帰ってみると、
まだ掠奪の最中らしいので逆戻りして車夫の宅に隠れ、

そこからまた車夫や乞食に衛られて福民巷の孫氏(督軍署日本語通訳)の宅に遁れ、
そこで一夜を明かし、領事館からの密使で軍艦への引揚を知り、

孫氏の令息がボーイに、鈴木老人は盲人に変装し、
ようやく危険地帯を突破し無事領事館に着いて始めて安堵した。

鈴木氏は在支数十年、いろいろの災害にも遭遇したが、
今度ほど弱らされたことはなかったと言うている。》


つづく
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