1月16日 間に合わなかった口上書
投稿者: kireigotowadame 投稿日時: 2010/01/08 18:39 投稿番号: [306 / 2250]
戦史叢書 『支那事変
陸軍作戦1』 478〜479p
中国では、十五日、孔祥煕行政院長がトラウトマン大使に、十三日の口上書よりも、
さらに妥協的に表現した口上書を日本側に伝達してくれるよう求めた。
孔祥煕は、中国政府は日本側提案に対し決して回避的態度をとろうと
したのでない、と熱心に述べた。
しかし、ディルクセン大使が本書を日本側に手交する前に、
日本側から交渉打ち切りの通告があった。
一方、参謀本部は、十六日夕、ドイツ武官から、右の孔祥煕の口上書を受けた。
(第十回情報という) 十六日朝、東京のドイツ大使館に到着したが、
暗号がとけなかったため夕刻となった。
参謀本部では、右口上書によれば、脈のあることはもちろん少ないが、
文面には和平の誠意を有している。
従って内閣が 「脈なし」 としたことは重大な誤判断であるとし、
上聞に達することなども含め種々の方策を検討したが、
結局、しばらく今後の情勢の推移をみることとした。
*
こう書いてあると、いかにも中国側がまだ、和平の意思を有していて、
打ち切った日本が悪いかの如くとれるが、
そもそも、蒋介石は和平交渉を拒否していたし、孔祥煕が勝手に、
文書を出しただけだから、何の解決にもならないだろう。
応じても、中国側の時間稼ぎになる可能性が高い。
これは メッセージ 305 (kireigotowadame さん)への返信です.
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