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1938年11月13日 中国軍誤報で長沙に放火

投稿者: kireigotowadame 投稿日時: 2012/07/25 18:39 投稿番号: [1790 / 2250]
児島襄著   『日中戦争5』   文春文庫
182〜183p


《 十一月十三日未明、長沙で大火が発生した。

火は二日間燃えつづけ、長沙市は完全に焦土となり、

死傷約二千人、罹災者約二万人と報告された。



惨害の原因は、日本軍せまる、との   「謡言」   にあわてた中国側   「軍営当局」   が、

かねて指示された焦土作戦を発動して放火したためである。

蒋介石は長沙に出張し、責任者として長沙警備司令ホウ(豊+オオザト)悌、

警備第二団長徐見、湖南省会警察局長文重孚の三人を銃殺刑にした。



汪兆銘は、この長沙事件をとりあげ、特派員梅思平が到着する三日前、

十一月二十四日、

「何故に焦土戦術を誤解したりや」   と題する声明文を発表した。



「焦土抗戦にたいする誤解から、遂に長沙の人為的大火を引き起したことは、

痛心のきわみである……。

長沙のごとく焦土化してしまったら、すべては終りである。

戦区内の一切の物質を焼却すれば、

われわれは一体どこの資料をもって抗戦しようとするのか……」

言外に、蒋介石の戦争作法にはついていけない、との意向が、

はっきりとうかがえる表現である。》
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