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5月15日 再度逆越境2

投稿者: kireigotowadame 投稿日時: 2012/04/22 14:57 投稿番号: [1599 / 2250]
辻正信著   「ノモンハン秘史」   毎日ワンズ
30〜31p


《 右方の窓から眼に映る光景は図上では予期しなかった大自動車道路である。

鉄道線から丘陵を越えて、さらに東方のダウビエ河谷   (かこく)   に通ずる

数条の軍用道路が、電光型に東に向かっている。



ソ連の抵抗施設は、予想に反してウオロシロフのさらに東方に、

十ないし二十キロメートルにわたって奥深く造られているにちがいない。

とすればウオロシロフ周辺で敵を捕捉しようというような

従来の浅い作戦構想は、根本的に修正しなければならぬ。

視ることと考えることで頭が一杯になり、敵機への警戒を全く忘れ果てて北に飛んだ。



左の窓に映る興凱湖の水面は鏡のように澄みわたり、

その中にソ連の砲艇数隻が鴎   (かもめ)   のように游   (およ)   いでいる。

イマン上空では南北に通ずる幹線道路から岐   (わか)   れて、

ウスリー河畔に向かう自動車道が数条新しく造られ、

その端末には恐るべき魔物を蔵しているらしい。

黒い煙を吐いた汽車がヒッキリなしに南進し、北上している。

何物が積まれているのだろう。



約二時間にわたる高空飛行で、酸素缶はすっかり空になった。

もう帰らねばならぬ。

「偵察終わり、帰れッ」   の命令に、

重任を果たした秋山少尉は勢いよく左に機首を転じた。

ウスリー河を越えると共に急降下して三千メートルに下がった。

肩の凝りが急に融け、呼吸が楽になると共に全身にケダルさを覚える。



完達山が眼の前に現われた。アワヤ、山にぶつかると思われるばかり、

機は前後に左右に安定を失ってきた。確かに操縦士の疲労であろう。

「もう一息だ!   頑張れ!」

大声で秋山少尉を励ましながら、密林の上空をスレスレに飛んで、

牡丹江飛行場に着陸したときは、午後二時を過ぎていた。

約四時間の飛行中、半分以上は敵の上空を飛んだのである。》
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