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1938年5月上旬 ソ連機の満州越境偵察

投稿者: kireigotowadame 投稿日時: 2012/04/18 18:35 投稿番号: [1590 / 2250]
辻正信著   「ノモンハン秘史」   毎日ワンズ
20〜22p


《   国籍不明の飛行機、一機

   高度六千米

   東寧   (とうねい)   上空より越境、西に向う

との飛電が関東軍司令部のアンテナにキャッチされた。

昭和十三年五月上旬である。



中国本土の戦争が華北から華中に広がり、上海南京を戦火で掩   (おお)   い、

対ソ作戦の精鋭兵団として満を持していた幾つかの内地師団が

次々に動員されて大陸戦線に注ぎ込まれているとき、

北の守りに張り切っていた司令部の作戦室では、

明らかにソ連機の不法越境と断定して対策を凝議   (ぎょうぎ)   している。



北鉄買収で満州里   (マンチュリ)   からハルビンを経て、

沿海州に連なるソ連の鉄道幹線を満州国の名で回収したものの、

永年にわたって計画的に布置されたソ連の地下組織は、

あるいは白系露人の仮面の下に、

あるいは第三国人の商行為に偽装されて根深く植えつけられている。



「畜生、またやりやがったなあ」

「何とかして撃ち墜   (お)   とす方法はなかろうか」

「物的証拠を掴まない限りは……」

  等々の嘆声が幕僚の間に幾度か繰り返された。

一度や二度ならまだしも、仏の顔もこれで三度だ。

報復越境以外に手はない。衆議の上、決裁された。



一方的に信義を守り、空中でも地上でも厳重に越境を禁止されていた

植田軍司令官も たび重なる怪飛行機の越境偵察に対しては、

ついに幕僚の献策を容れられねばならなかった。



彼   (*ソ連)   に開戦の企図は万々あるまい。

しかし、中国本土に対する作戦を牽制する厭   (いや)   がらせは、

地上においても空中においても日を逐   (お)   うて悪質化してきた。

国境の全正面をトーチカで固めたソ連の内情は杳   (よう)   として知ることができない。

ただ僅かに、満領内の展望哨が昼夜眼を皿にしてソ領内の動きを見つめているが、

山に遮   (さえぎ)   られ密林に蔽   (おお)   われて深く内部を見ることはできなかった。



白系露人や、満州人や朝鮮人の密偵数組を特務機関の指導で

闇に紛れて国境を越えて潜り込ませたが、ほとんど全部途中で発見された。

トーチカの間隙   (かんげき)   に配置されていたソ連の軍用犬は

監視兵にもまざる強敵であった。



航空主任三好参謀の緊張し切った顔は蒼白であった。 新型司令部偵察機

(以下司偵と略称)   による高空越境、写真偵察の計画に精魂を注ぎ込んでいたのである。

関東軍隷下の偵察飛行中隊から決死の将校を選抜し、国境を越えてまず東正面の

ソ領内を、次いで北正面の要点を空中撮影する用意が整えられた。

これはまさしく決死行だ。撃墜されるかも知れぬ。死んでも戦死としては取り扱われない。



このような任務を隷下に与えるには、まず以て関東軍参謀が

先鞭   (せんべん)   をつけるべきである。進んでその任に当たろう、と決心した。》


つづく
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