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2月末 ソ満国境にユダヤ人難民現る

投稿者: kireigotowadame 投稿日時: 2012/03/11 14:49 投稿番号: [1513 / 2250]
ラビ・M・トケイヤー著   『ユダヤ製国家日本』   加瀬英明訳
38〜39p


《 この年の二月のことだった。

ナチス・ドイツの迫害から逃れた、大量のユダヤ人難民の第一陣が、

ヨーロッパから広大なシベリアの原野を、シベリア鉄道に揺られて、

満州国の北東の端の満州里   (まんしゅうり)   駅のすぐソ連側にある

オトポールに到着した。



ドイツから命からがら必死の思いで、ポーランドを経由して脱出してきたユダヤ人たちである。

・・・・

ユダヤ人難民がオトポールに、連日つぎつぎと到着して、

ほどなくその数は二万人近くにまで脹   (ふく)   れあがった。

難民たちはオトポールの荒涼たる原野にテントをはったり、

急造のバラックをこしらえて、耐乏生活をはじめた。なかに、多くの幼児もいた。

難民のアジア的な哀調をおびた祈祷の声や、合唱の声が、凍てつく原野に流れた。



三月に入ったといっても、シベリアでは気温が零下数十度にまで落ちる。

ソ連がユダヤ人難民の受け入れを拒んだので、

難民たちは満州国に入国することを、強く望んだ。》



*   満洲国外交部が入国を拒否していた為、

   彼らは厳寒の地にテントを張るしかありませんでした。

   この人たちは後、関東軍の樋口季一郎少将らによって救われます。


*   ラーベはこのころ上海にいますが、祖国ドイツがユダヤ人にしている

   現実を知らないで幸せだったでしょう。

   祖国に帰れば、いやでも現実を見る事になりますから。
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