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一日早い盧溝橋事件の報告

投稿者: kireigotowadame 投稿日時: 2012/02/26 15:10 投稿番号: [1483 / 2250]
寺平忠輔著   『日本の悲劇   盧溝橋事件』   読売新聞社刊
52〜53p


《 六日の夕六時、またしても今井武官をめぐって第二の不可解な謎が発生した。

今度は北京北城の鼓楼西   (クーローシー)、 陳子庚博士の邸においてである。

その日、博士の招待をうけた今井武官は、開宴前のひととき、

博士としばしの歓談に打ちくつろいでいた。

・・・

表の方から突然、一台の自動車があわただしく滑り込んで来た。

だれだろう、といぶかっている間もなく、ボーイが名刺を捧げて入って来た。

「ただいま石友三将軍がお見えになりました。

今井武官に緊急の用事があってお目にかかりたいと申しております」

武官は大倉洋行の林亀喜氏を通訳に石友三と話し始めた。



「突然こういう席にとび込みまして、不躾   (ぶしつけ)   の段はお許し下さい。

実はただいま、盧溝橋で中日両軍が衝突し、今、盛んに射ち合いを始めております。

私は早速部下に命じ、日本軍に対し絶対抵抗してはいかんと言い含めて参りました。

どうか日本軍も今後、私の部隊に対しては絶対攻撃行動をとられないよう、

直ちに手配をお願い致します」



武官は彼のこの言葉を怪しんだ。もしそれが事実ならば、

武官室からとっくに電話で報告が来るはずである。

「石さん、それはどこから入った情報なんです」

「これは最も確実な情報です。 絶対間違いありません。

  だから取りあえず武官を探してとんで来たんです」

周囲をはばかってか、出所をハッキリいおうとしないが、

先方がそれほど真剣になっているのを、けなしつけるのも礼ではない。



確実な情報、といったところで、どうせデマだとは思ったが、そこはさあらぬ体で

「それはご連絡有難う。日本軍は一番親日な石さんの部隊に対し、

どうこうするような考えは毛頭持っていません。その点どうぞご安心下さい」

としかるべくあしらった。

石友三は武官と一緒に、前菜、燕窩   (えんか)、 鱶   (ふか)   のひれだけを

形通り食べ終ると、あたただしく退出して行った。



その晩は何の事なく平穏に過ぎ、

石友三のもたらした情報は結局デマである事がはっきりした。

しかしそれから二十四時間の後、場所も情況も彼のいった言葉そのまま、

それが現実となって現われたのである。



今井武官は考えた   ―   石友三はあの事件に関し、

なにか事前企図を知っていたのではなかろうか?

あまりに思いつめてしまった結果、日取りを一日間違えて、

あわてて私のところにとんで来たのかもわからない。

それにしても石友三の一語は、不思議といえば不思議に予言じみた言葉であった。》


つづく
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