済南事件2 敗軍と掠奪
投稿者: kireigotowadame 投稿日時: 2011/12/28 18:55 投稿番号: [1352 / 2250]
北軍が敗走するに及び、略奪が始まりました。
児島襄著
『日中戦争1』
文春文庫
162p
《
国民革命軍第一集団軍のうち、陳調元指揮の第二軍団は頭目劉黒七の
土匪軍約五千とともに済南東方の郭店にせまり、
張、孫軍の敗兵がしきりに退却途中に市内を〝物色〟 しはじめた》
163p
《 日本軍が位置する外では、夜陰を利用して暴民、窮民が掠奪をはじめ、
駅構内に山積していた張宗昌軍の小麦粉が、まずその対象となった。
数百人の窮民が、巡警の発砲にもひるまずに突進し、約四千袋の小麦粉をわずか
「三分間足らず」
できれいに奪取していった。
その間に窮民たちは一言も唱えず、一声も叫ばず、
立ち去ったあとには一握りの粉もこぼしていなかった、といわれる。
済南市内の中国人窮民は数万人を数える。もし彼らがいっせいに動きだしたら……。
「まるで蝗群
(いなご)
におそわれるにひとしいにちがいない」
小麦粉掠奪の手ぎわが水ぎわだっているだけに、無気味さの度合いも強まり、
斎藤少将は身震いしながら、憂慮した。》
つづく
これは メッセージ 1350 (kireigotowadame さん)への返信です.
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/552022058/ffea4ca4fcf9qbfma4kfn5febbv7obfbfaj5doc0a47a4dea47a4ga4a6_1/1352.html