入って中国人に南京事件真相議論しましょう

Yahoo! Japan 掲示板トピックビューアー

[ << 最初のページ | < 前のページ | メッセージリスト | 掲示板表示 | [ メッセージ # ] | 次のページ > | 最後のページ >> ]

第二次南京事件8 漢口3

投稿者: kireigotowadame 投稿日時: 2011/12/19 18:46 投稿番号: [1330 / 2250]
『もう一つの南京事件・日本人遭難者の記録』   田中秀雄編集・解説   芙蓉書房
83〜84p


(阿部善三郎氏談つづき)

《〈窓口から見下ろすと物凄いほどの人だかりだ。

そこでまた領事館に引き返すと領事はやはりバンドに出ている。

そしてしきりに沖合いの軍艦と合図でもしていた様子だ。

『どうです』   と言うと、『イヤモウ大丈夫だ、すぐ陸戦隊が来ることになっている』

と言ってバンドを行ったり来たりしている。

そのうちに十五名の水兵があがって来た。時計を見ると五時に五分前。



しかし既に警察の前まで押し寄せた黒山のような群衆に対しては、十五名では

姿を見せるさえ危険だ。彼らは領事館の塀の蔭に身を隠して後続部隊の来るのを待った。

やがて水兵を満載した数隻のジャンクが軍艦を離れるのが見えたので、もう大丈夫だと

思いながら民団役所の二階にとって返した頃、三発の銃声が鳴り響いた。

打ったなと思うていると群衆は見る見る中に四散する。急いで倶楽部に行って

二階から見下ろすと、そこから目の届く限りほとんど暴徒の影もない。



逃げるとなると足の早い者だ。隊伍を整えて進んで来た陸戦隊は

倶楽部の角まで来て一隊を分って東進さした。

鉄路外の海軍集会所にある水兵と附近の邦人救出に赴いたのである。

それが拡張租界あたりまで行ったと思う頃、ドドッドッという機関銃の音だ。

これは後で分ったが、一端逃げ延びた群衆がまた盛り返して沿途を荒らし、

邦人を捉えて引きずりこみ危害を加えるので、海軍でも遂に火蓋を切ったのであった。

この一撃で初めて租界は蘇生した。〉



右の阿部氏の話にもある通り、当日の暴動は初め漢口銀行附近から倶楽部一帯を

中心として行われたのであったが、あたかも山吉、浪花食堂が襲われると前後して

山崎街の同仁会病院の前に差し掛かった三人の水兵とすれ違った一車夫が、

一足行き過ごして置いて振り返りざま何事か一声叫んだ。



と見る間に折柄倶楽部角の四辻を中心に騒いでいた群衆は、

『それ日本水兵だ、やっつけろ』   と叫びつつ一斉に押し寄せて袋叩きにかかった。

中二人は巧みにすり脱けて倶楽部の方に逃げ延びたが、残った一人は天秤棒や

石塊でしたたかに打ちのめされ、死体のようになって、そこに仆れてしまった。

寄ってたかって殴りつけていた暴民は、手取り足取りしてかつぎ出したが、

死んだと思うたのか路傍に遺棄して去ってしまった。



その時田中副領事は事変発生の現場を見て倶楽部前まで来たところを

暴徒に取り囲まれ、群衆の中で日本領事だ、日本領事だと叫ぶ者あるに拘わらず、

殺せ、殺せと口々に罵り喚きつつ、殴る蹴る突き飛ばす、

散々に暴行した上で特別区方面に運び去らんとした。

幸い通い合わせた国民政府外交部の役人で副領事を知った者のために

救出されたが、顔は血ににじみ両眼は腫れあがり実に痛々しい姿であった。



同仁病院の石井薬剤師が病院から出てくるところを、暴徒のために

手取り足取りして攫 (とら) われて行ったのもこの時であった。》


つづく
[ << 最初のページ | < 前のページ | メッセージリスト | 掲示板表示 | [ メッセージ # ] | 次のページ > | 最後のページ >> ]

Yahoo! Japan 掲示板 アーカイヴ

[検索ページ] (中東) (東亜) (捕鯨 / 捕鯨詳細)