盛衰 (二宮尊徳夜話)
投稿者: sawayakanikoniko 投稿日時: 2005/05/13 16:37 投稿番号: [34131 / 95793]
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需仏によりて天理を論じ果木年切りの譬∞∞∞∞∞∞∞
翁はいわれた。儒教で循環と言い、仏教で輪廻転生という。すなわち天理だ。循
環とは春は秋になり、暑は寒になり、盛は衰に移り、富は貧に移るのをいう。輪
転というのもまた同じ。そうして仏教は、輪転を脱して安楽国(=極楽)に往生
することを願い、儒教は天を畏れ天に仕えて泰山の安きを願うのだ。私の教える
ところは貧を富にし、衰を盛にし、そうして循環輪転を脱して富盛の地に住まわ
せる道だ。
果木というのは今年おおいに実れば、翌年は必ず実らないものだ。これを世間で
年切りという。これは循環輪転の理でこうなっている。これを人為的に年切りな
しに毎年ならすには枝を伐りすかし、また、つぼみの時に摘み取って花を減らし、
数度肥料を用いれば、年切りなく毎年同様に実るものだ。
人の身代に盛衰貧富があるのはすなわち年切りだ。親は勉強だが子は遊惰とか、
親は節倹だが子は奢侈とか、2代3代と続かないのはいわゆる年切りで循環輪転
だ。この年切りがないことを願うなら、果木の法にならって、私の推譲の道を勤
めなさい。
これは メッセージ 1 (nono7370 さん)への返信です.
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