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食人宴席

投稿者: kabu_kachan7 投稿日時: 2011/02/22 20:41 投稿番号: [8089 / 8458]
食人宴席―抹殺された中国現代史 鄭義(ツェン・イー)

内容は、中国の文化大革命時の広西大虐殺事件を扱っている。
文化大革命のときは「覇王別姫」で見るように、文化人、知識人、金持ちたちが階級闘争の名のもとにリンチされたり、虐殺されたりした。裁判も法律も、さらには理由なども関係なく、目をつけられた者は、狂ったように興奮する群集に「殺せ!」と言い立てられて、咎なくて死んでいったのだ。広西ではそれが虐殺に終わらず、人肉を食べる大宴会になった。中国の広西省では文化大革命時に無実の罪で虐殺された人間は9万人にのぼるという。
文化大革命は1966年から10年も続かなかったのだから、毎日毎日何十人も殺されていたのではないか。
鄭義は食人の3段階を記している。まず、処刑された死体を夜にこっそり解体して、肝を盗んで持って帰るこそこそ段階、高潮期には集会を開いてライブで処刑、その場で解体し、おおっぴらに人食いができた。第3段階に入ると、食人大衆運動期で、人肉が目的であるかのように、糾弾集会が開かれ、言い掛かりをつけて多くの人間を殺し、いや、まだ生きていても肉を削がれていった。手際のよい解体方法まで普及した。
胸のところを「人」の字に切り裂いて、下腹部をドンと踏むと、肝臓と心臓(おいしい部分)がピョンと出てくるのだ。群集は毎日、文字通り度胆を抜くリンチで大宴会をひらいていたのだ。

中国では、人を食ってきた歴史が長く食人が一つの文化だと言うのは知っていたが共産革命や文化大革命のときにも多くの『敵』が食われていたとは、、。

中国人民は、共産党が怖くてしょうがなく人を食べたのか、と思いきや嬉々として『ご馳走』をほおばったようだ。

・・・心臓と肝臓を五寸の刀で刺し腹を切り開いて、足で力いっぱい踏むと、心臓と肝臓がたちまち飛び出してきて切り取って持って行かれた。
続いて、人々はどっと襲い、あっと言う間に人肉がすっかり削ぎ取られたのである。・・・・・・P69


『人民の敵』を食べることは人民の敵を『打倒する』という意味になる

『食人宴席』抹殺された中国現代史
鄭義(ツェン・イー)/著   黄文雄/訳   光文社/93年11月初版
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