Re: ベトナム戦争批判回避陰謀論は誤り
投稿者: aplzsia 投稿日時: 2009/09/16 21:04 投稿番号: [59237 / 63339]
第14のエッセイ 【理性、神話と自然資源の保全について】ダニエル・ポーリー1987/1994年
(つづき)
一つはっきりしているのは、クジラに関して強力なポピュラー
神話が発生したということであり、この神話と、いくつかの
西側諸国で発生した政治的圧力が捕鯨産業を跪かせたのであり、
科学的助言ではないということである。
この神話のエレメントは以下のようなものだ。
?クジラは美しい、ほかのほとんどの動物より美しい
?クジラはブーブー鳴いたり騒音を出すのではなく、
歌を唱うのであり、互いにコミュニケーションをする。
宇宙からの来訪者が彼らと意思疎通をすると示唆する
人もいる。
?クジラは大きな脳を持っていて知能が高い。
豚、犬、猿より頭が良く、たぶん人間よりも優秀だ。
?クジラは誰にも危害を加えない。そっとしておいて
ほしいだけである。自然を礼賛しながら。
以上がいろいろなポピュラーソースから抽出できる
クジラ神話の基本エレメントだ(たとえまともに信じて
いなくてもである)。
ダグラス・アダムズの『さようなら、いままで魚をありがとう』
三部作、第4巻(!)や『スタートレックIV 故郷への長い道』だが、
このスタートレックでは、クジラが絶滅(の瀬戸際)から
呼び戻されることによって人類が救われる(Fig. 14.1)。
こういうことがみんな真面目な話じゃないと感じる読者もいる
だろう。スタートレックIVやクジラ神話と、理性や天然資源保全
に何の関係があるのかと?
14.3
教
訓
私の言いたい核心点は、ここに学ぶべき教訓があるという
ことだ。科学的アドバイスが出てきたり、受け入れられたり
するのは文化的に中立な場面なんかではない。
規制手段が形成される文化的コンテクストがマッチョの
世界であり、虎が狩られ、森がブルドーザーされ、
1シーズンに4万頭のクジラがやっつけられるような
ところだと、すっきり考えれば保全が機能するわけが
ないということはすぐわかる。
貪欲の支配的なところでも保全は考えられない。
森を間伐し尽くし、南極のクジラを全部捕り尽くして
その収益金をスイスの銀行(またスイスだ!)に入れて
おいたほうが、将来、年ごとに余剰生産(すなわち
利子率)を森やクジラ資源から収穫するよりも、通常
利回りは高い(Clark, 1976)。
これは メッセージ 59209 (aplzsia さん)への返信です.
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