なぜクジラの勉強に数学が必要なのか
投稿者: discover_200 投稿日時: 2008/08/09 02:57 投稿番号: [38446 / 63339]
http://www.geocities.jp/kujira_news/kujiraNW_s1.htm
・2002年05月27日(SKさん)
なぜクジラの勉強に数学が必要なのか。それはずばり、生物学にしろ心理学、なんにしろ研究には統計というものが必要だからです。研究したものを立派なデータとして発表するには統計的立証が必要です。統計的に有効なデータでなければ、他の研究者から受け入れてもらえません。わたしの行っていた大学では理系(生物学、化学、医学、工学etc)すべての生徒は統計学の授業を取ることが必須でした。統計学に強い人は、割と就職があります。統計学が専門で無い人たちは、自分たちのデータ解析、使った数式が有効なもなのかを確かめるために、数学者に助けを求めることもまれではありません。
クジラやイルカの研究分野で今いちばん盛んなのは資源量の推測などの数式を使ったコンピューターモデリングです。IWCでも資源量のことがとりだたされていましたが、よく言う、このクジラは○万頭いる、というのは実際に○万頭数えたわけではなく、実際に観測した数字(何百頭)から、数式を使って、○万頭という数をだしているのです。私がいるラボの先生は、海生哺乳類のことはまったく無知で、もともと数学の学位を持っていますが、その強いバックグラウンドのおかげで、漁業と海生哺乳類のコンピューターモデリングにおいて、たくさん論文を発表しています。わたしの周りの生徒では、海生哺乳類をフィールドや飼育下で見ることも、触ることもしないのに、海生哺乳類の論文を書いている人がたくさんいます。言ってしまえば、クジラやイルカの生物学的なことなんかしらなくったって、論文は書けるわけです。ついでに、わたしがいるラボでは、最近統計学専門の人が雇われました。彼女はおそらくクジラやイルカの生物学のことはまったく無知だと思います。私は数年前まで、数学専攻の人や数学で博士号を持っている人は「数学で将来何をするの?」と思っていましたが、今では「数学ができる人はいいなあ」とあこがれています。
ゆうきさんは数学が苦手とのことですが、生物学全般は好きですか?クジラ、イルカが好きだけでは海生哺乳類の研究者になるのは大変です。クジラ、イルカの研究へのアプローチは数学、生物学、化学、物理学、地学、心理学、工学、海洋学などなど幅広い分野が関わってきます。数学が得意でなければならないとは思いませんが、苦手でもいやというほどそれに関わらなきゃいけない、ということを覚悟をしておいたほうが良いと思います。イルカの観察をしたいということですが、趣味程度で観察するのは誰だってできます。ただ、それを仕事・学問とするのであれば、その海域のイルカについてレポートなど書かなければならないと思います。ゆうきさんが観察したイルカの数から、その海域のイルカの資源量をコンピューターモデリングで推測する、どうしてこの海域に集まるのか、地学・地理学・海洋学のほうから考察してみる。たとえをあげればきりがありません。あと、クジラ、イルカの生態の研究は主にではあるけど理系ではない方面、人類学、考古学、などなどからも取り組むことは可能です。イルカに関わることは理系じゃないとできないわけではありません。高校一年生ということなので、とりあえずは高校の勉強をしっかりやることです。高校3年の間に、海生哺乳類関係の本などたくさん読んだりしていろんなことに触れて、視野を広げていってみてください。あと、日本でもホエール、イルカウォッチングとかできるはずです。夏休みも近いことですので、そういったものに出かけてみるのもいかがでしょうか?
・2002年05月27日(SKさん)
なぜクジラの勉強に数学が必要なのか。それはずばり、生物学にしろ心理学、なんにしろ研究には統計というものが必要だからです。研究したものを立派なデータとして発表するには統計的立証が必要です。統計的に有効なデータでなければ、他の研究者から受け入れてもらえません。わたしの行っていた大学では理系(生物学、化学、医学、工学etc)すべての生徒は統計学の授業を取ることが必須でした。統計学に強い人は、割と就職があります。統計学が専門で無い人たちは、自分たちのデータ解析、使った数式が有効なもなのかを確かめるために、数学者に助けを求めることもまれではありません。
クジラやイルカの研究分野で今いちばん盛んなのは資源量の推測などの数式を使ったコンピューターモデリングです。IWCでも資源量のことがとりだたされていましたが、よく言う、このクジラは○万頭いる、というのは実際に○万頭数えたわけではなく、実際に観測した数字(何百頭)から、数式を使って、○万頭という数をだしているのです。私がいるラボの先生は、海生哺乳類のことはまったく無知で、もともと数学の学位を持っていますが、その強いバックグラウンドのおかげで、漁業と海生哺乳類のコンピューターモデリングにおいて、たくさん論文を発表しています。わたしの周りの生徒では、海生哺乳類をフィールドや飼育下で見ることも、触ることもしないのに、海生哺乳類の論文を書いている人がたくさんいます。言ってしまえば、クジラやイルカの生物学的なことなんかしらなくったって、論文は書けるわけです。ついでに、わたしがいるラボでは、最近統計学専門の人が雇われました。彼女はおそらくクジラやイルカの生物学のことはまったく無知だと思います。私は数年前まで、数学専攻の人や数学で博士号を持っている人は「数学で将来何をするの?」と思っていましたが、今では「数学ができる人はいいなあ」とあこがれています。
ゆうきさんは数学が苦手とのことですが、生物学全般は好きですか?クジラ、イルカが好きだけでは海生哺乳類の研究者になるのは大変です。クジラ、イルカの研究へのアプローチは数学、生物学、化学、物理学、地学、心理学、工学、海洋学などなど幅広い分野が関わってきます。数学が得意でなければならないとは思いませんが、苦手でもいやというほどそれに関わらなきゃいけない、ということを覚悟をしておいたほうが良いと思います。イルカの観察をしたいということですが、趣味程度で観察するのは誰だってできます。ただ、それを仕事・学問とするのであれば、その海域のイルカについてレポートなど書かなければならないと思います。ゆうきさんが観察したイルカの数から、その海域のイルカの資源量をコンピューターモデリングで推測する、どうしてこの海域に集まるのか、地学・地理学・海洋学のほうから考察してみる。たとえをあげればきりがありません。あと、クジラ、イルカの生態の研究は主にではあるけど理系ではない方面、人類学、考古学、などなどからも取り組むことは可能です。イルカに関わることは理系じゃないとできないわけではありません。高校一年生ということなので、とりあえずは高校の勉強をしっかりやることです。高校3年の間に、海生哺乳類関係の本などたくさん読んだりしていろんなことに触れて、視野を広げていってみてください。あと、日本でもホエール、イルカウォッチングとかできるはずです。夏休みも近いことですので、そういったものに出かけてみるのもいかがでしょうか?
これは メッセージ 38445 (discover_200 さん)への返信です.
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