致死的調査は本当に必要か?_2
投稿者: capt_paul_watson 投稿日時: 2008/03/27 09:09 投稿番号: [17628 / 63339]
調査目的4: 鯨類生息環境のモニタリング
水温、塩分度、氷などの生息環境をモニタリングすることは、クジラの致死的な調査を行う理由にはなりえません。
調査目的5: 系群構造の字空間的変動の解明
人間に部族や国民などの分類があるように、同じ種のクジラにも異なる特性を持つ系群があります。例えばあるザトウクジラの系群は、特定の場所で交尾や出産を行いますが、別の系群は別の場所で行います。これらの系群には遺伝子の相違があるため、DNA分析により系群の構造はたやすく判別することが可能です。DNAサンプルはバイオプシーダーツから入手できますが、日本は捕鯨によりサンプルを取り続けています。JARPAの研究員は南極でのクジラの非致死的な調査は難し過ぎると主張していますが、致死的な調査方法を選び続ける鯨研の真の理由は、クジラを殺すことは市場で鯨肉を販売することができるので研究の費用を捻出できる一方、非致死的な調査では財政面でのリターンがないこと、と見ることが妥当でしょう。
調査目的6: 資源の管理方法の改善
JARPAⅡの立案者である日本はIWC(国際捕鯨委員会)の規定に、「鯨の在庫の確保に関し、過度の懸念をしている」と不満を訴えています。この「管理の改善」という目的は、IWCが定める規定をより緩くすることにあり、結局は「大規模な商業割当て」を将来的に目指す
という意味に他なりません。
同一の研究対象個体を繰り返し観察することができる非致死的な調査方法は、全体的に見て致死的な方法よりも多くの利点があります。致死的な方法は、その性質から調査はどうしてもその場限りとなってしまい、一度クジラの「調査」がなされれば再び調査を行うことが不可能なことから、回遊を始めとする鯨類の生態を調査するには適していません。実際に世界中の鯨類科学者は、調査対象生物の殺傷を極力避けた継続的な研究を続けています。また南極海は、1994年にIWCにより日本を除く全加盟国一致で、クジラの永久保護区(サンクチュアリ)として定められています。それにもかかわらずこの水域で鯨類の致死的な調査を選ぶ鯨研の真の理由は科学ではなく、水産庁役人の天下り先である団体の存続のための、鯨肉の市場への供給だと言えます。
これは メッセージ 17627 (capt_paul_watson さん)への返信です.
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