安倍晋三『美しい国へ』を読む
投稿者: dorawasabi5001 投稿日時: 2006/09/21 00:48 投稿番号: [96679 / 118550]
歯の浮くような題名の【三軽男】の著書など興味がないが・・
一応首相なので・・
五十嵐仁氏の【転成仁語】から
★・・
北朝鮮のミサイル発射に刺激されて、「敵基地攻撃能力保有論」を唱えたのは、いったい誰だったでしょうか。安倍さん自身ではありませんか。
それはすなわち、北朝鮮にある敵基地を攻撃するための武器を保有するべきだということになるでしょう。
つまり、「他国を攻撃するための長距離ミサイルをもとう」ということではないのですか。
「核武装をしようとしているだろうか」と書くに至っては、開いた口がふさがりません。
2002年5月13日、早稲田大学で行った講演をお忘れなのでしょうか。
このとき、安倍さんは、
①ミサイル燃料注入段階で攻撃しても専守防衛、
②攻撃は兵士が行くと派兵になるが、ミサイルを撃ち込むのは問題ない。日本はそのためにICBMを持てるし、憲法上問題はない、
③小型核兵器なら核保有はもちろん核使用も憲法上認められている。都市攻撃はダメだがミサイル基地の核兵器による先制攻撃は専守防衛だ、というものでした。
明らかに「核による先制攻撃論」であり、「ICBMは攻撃兵器だから持てない」という政府見解にも反する発言です。
核保有はもちろん核使用も憲法上認められていると発言しておきながら、
「核武装をしようとしているだろうか」とは、誠に見事な居直りというほかありません。
この発言については、『サンデー毎日』2002年6月2日号の「安倍官房副長官核使用合憲発言」という記事に詳しく出ています。
・・
【NHKの番組への政治介入によって放送の自由を犯したのは、安倍さん自身ではありませんか。】
ビラまきなどで簡単に逮捕されて有罪とされ、何もやっていなくても目配せだけで逮捕されるような「共謀罪」の新設は、「民主主義を破壊しようと」するものではありませんか。まさに、人権を抑圧し、自由を制限し、民主主義を破壊する政治が横行していると言わざるを得ません。
したがって、「今の日本は、どこからみても軍国主義とは無縁の民主国家であろう」などと、能天気なことは言えません。自衛隊の存在感が増し、「専守防衛」の国是は踏みにじられ、
膨大な無駄でしかないMD(ミサイル防衛)構想が具体化され、在日米軍基地の再編によって日米軍事一体化と融合が図られようとしているのが現実です。
このような動きは、「軍国主義とは無縁」だなどと言えるのでしょうか。軍国主義が一国の政治における軍事的価値の浸透と増大を意味するのであれば、今の日本はまさにそのような方向に向かっています。
安倍さんも認めているように、「拉致事件をきっかけに、日本人が覚醒してしまい」(99頁)、ナショナリズムや軍国イデオロギーも、急速に高まっているではありませんか。
これまでの戦後日本は、基本的には「民主国家」だったと私も思いますが、小泉さんや安倍さん自身の手によって、その基盤は、日々、掘り崩されてきています。
・・
安倍さんの憲法に対する認識がこの程度のものであるということも、記憶に値するでしょう。論証抜きに、様々な問題を憲法に結びつけてしまう単純化された思考が、ここには明瞭に現れているからです。
「何でも憲法が悪い」論の典型です。これも改憲論者の常套手段だと言えます。
・・
確かに、日本には主権が確立されているのか、と思われるような事例がたくさんあります。最近でも、1958年から64年にかけて、アメリカのCIAから自民党の有力者に対して秘密資金が提供され、
一部は民社党にも流れていた事実が確認されました。
【CIAによる自民党への資金提供については、拙著『戦後政治の実像』小学館、2003年、98頁以降でも取り上げていますが、この「有力者」の中には、岸信介元首相も含まれています。】
・・・
一応首相なので・・
五十嵐仁氏の【転成仁語】から
★・・
北朝鮮のミサイル発射に刺激されて、「敵基地攻撃能力保有論」を唱えたのは、いったい誰だったでしょうか。安倍さん自身ではありませんか。
それはすなわち、北朝鮮にある敵基地を攻撃するための武器を保有するべきだということになるでしょう。
つまり、「他国を攻撃するための長距離ミサイルをもとう」ということではないのですか。
「核武装をしようとしているだろうか」と書くに至っては、開いた口がふさがりません。
2002年5月13日、早稲田大学で行った講演をお忘れなのでしょうか。
このとき、安倍さんは、
①ミサイル燃料注入段階で攻撃しても専守防衛、
②攻撃は兵士が行くと派兵になるが、ミサイルを撃ち込むのは問題ない。日本はそのためにICBMを持てるし、憲法上問題はない、
③小型核兵器なら核保有はもちろん核使用も憲法上認められている。都市攻撃はダメだがミサイル基地の核兵器による先制攻撃は専守防衛だ、というものでした。
明らかに「核による先制攻撃論」であり、「ICBMは攻撃兵器だから持てない」という政府見解にも反する発言です。
核保有はもちろん核使用も憲法上認められていると発言しておきながら、
「核武装をしようとしているだろうか」とは、誠に見事な居直りというほかありません。
この発言については、『サンデー毎日』2002年6月2日号の「安倍官房副長官核使用合憲発言」という記事に詳しく出ています。
・・
【NHKの番組への政治介入によって放送の自由を犯したのは、安倍さん自身ではありませんか。】
ビラまきなどで簡単に逮捕されて有罪とされ、何もやっていなくても目配せだけで逮捕されるような「共謀罪」の新設は、「民主主義を破壊しようと」するものではありませんか。まさに、人権を抑圧し、自由を制限し、民主主義を破壊する政治が横行していると言わざるを得ません。
したがって、「今の日本は、どこからみても軍国主義とは無縁の民主国家であろう」などと、能天気なことは言えません。自衛隊の存在感が増し、「専守防衛」の国是は踏みにじられ、
膨大な無駄でしかないMD(ミサイル防衛)構想が具体化され、在日米軍基地の再編によって日米軍事一体化と融合が図られようとしているのが現実です。
このような動きは、「軍国主義とは無縁」だなどと言えるのでしょうか。軍国主義が一国の政治における軍事的価値の浸透と増大を意味するのであれば、今の日本はまさにそのような方向に向かっています。
安倍さんも認めているように、「拉致事件をきっかけに、日本人が覚醒してしまい」(99頁)、ナショナリズムや軍国イデオロギーも、急速に高まっているではありませんか。
これまでの戦後日本は、基本的には「民主国家」だったと私も思いますが、小泉さんや安倍さん自身の手によって、その基盤は、日々、掘り崩されてきています。
・・
安倍さんの憲法に対する認識がこの程度のものであるということも、記憶に値するでしょう。論証抜きに、様々な問題を憲法に結びつけてしまう単純化された思考が、ここには明瞭に現れているからです。
「何でも憲法が悪い」論の典型です。これも改憲論者の常套手段だと言えます。
・・
確かに、日本には主権が確立されているのか、と思われるような事例がたくさんあります。最近でも、1958年から64年にかけて、アメリカのCIAから自民党の有力者に対して秘密資金が提供され、
一部は民社党にも流れていた事実が確認されました。
【CIAによる自民党への資金提供については、拙著『戦後政治の実像』小学館、2003年、98頁以降でも取り上げていますが、この「有力者」の中には、岸信介元首相も含まれています。】
・・・
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/552019567/bpa5a4a5ia5afipno9tbbh_1/96679.html