米CIA情報リーク事件2
投稿者: jyonnconner 投稿日時: 2006/09/19 01:34 投稿番号: [96631 / 118550]
ブッシュ大統領は4月10日、ワシントンのジョン・ホプキンズ大学で演説し、「国家情報評価」の秘密扱いを自らの判断で解除したことを認めた。解除の理由として、「国民に真実を知らせるために必要だった」と説明した。これについて、ホワイトハウスの法律顧問は、大統領は行政上の秘密事項については、自らの判断で秘密扱いを解除できると主張しているが、民主党内には異論もある。しかし、4月6日のナショナル・ジャーナルによれば、ブッシュ大統領はイラク戦争開戦前から秘密扱いの情報を解除し、多数の報道関係者に伝えていたという。
その中には、リビー氏がブッシュ大統領の直接の指示を受け、ワシントン・ポスト編集局次長ウッドワード記者に秘密扱いの情報を伝えたこともあった。同記者はイラク戦争開戦の経緯をたどる「攻撃計画(Plan of Attack)」や「ブッシュの戦争(Bush at War)」を執筆したが、同大統領はリビー氏に対してだけでなく、ホワイトハウスのほかの幹部たちに対しても、同記者の取材に協力するよう指示していたという。ブッシュ政権首脳が戦争開始前から秘密情報を意図的に流して情報操作を展開していたことを示している。
だが、ブッシュ政権幹部がこうして流した情報が正確だったとは限らない。リビー氏が記者に流した「国家情報評価」の内容も実は歪曲情報だった。同氏は副大統領の指示どおり、「国家情報評価」がイラク核開発を重要項目の欄で取り上げ、「イラクがウラン確保に総力を挙げている」と判断したと記者に伝えた。しかし、実は「国家情報評価」は重要項目の欄で取り上げていなかった。一般欄で「イラクはウラン確保に総力を挙げている」と記述したものの、国務省情報担当官は「極めて疑わしいと判断している」という(注)を付け加えていた。ブッシュ政権に都合の良い部分だけ記者に伝えたことは明らかだった。
このような情報操作の一方で、情報の管理が杜撰だったことも確かだ。CIAが02年10月、「国家情報評価」をまとめる直前、当時のテネットCIA長官は上院公聴会で「イラクのウラン購入計画は疑問」と証言していた。ウイルソン元大使のニジェール調査旅行の報告に基づいた判断と同じだった。しかし、ブッシュ大統領は03年1月の一般教書演説で「イラクがニジェールからウランを購入しようとしたのは事実」と明言、開戦理由の1つとした。実は、テネット長官は一般教書演説の草稿を渡され、事前に読んだ筈だった。しかし、あとで「実は忙しく読まなかった」と釈明する。
一連の情報操作で様々な秘密情報が流されたが、法律違反に問えるのはウイルソン元大使夫人の身分を漏らした、CIA情報リーク事件だけである。秘密扱いの「国家情報評価」などの情報流出は、大統領が秘密扱いを解除したと言う以上、誰も罪に問われない。CIA情報リーク事件も、起訴は副大統領の主席補佐官だったリビー氏1人だけ。それも、本筋の起訴ではなく、偽証して捜査を妨害した罪状の起訴である。しかし、この問題が今後に与える影響の大きさは計り知れない。
(後略)
----------------
情報操作の大本は無能なブッシュではなくチェイニーが仕切っていただろうし、戦争後なら開戦反対派だろうが関係なく政権防衛の論理が優先しただろう。
もっともチェイニーならアーミテージに最初の漏洩者をさせ、それを口実に穏健派を政権内から追い出すぐらいのことは画策してたかもしれないが。
その中には、リビー氏がブッシュ大統領の直接の指示を受け、ワシントン・ポスト編集局次長ウッドワード記者に秘密扱いの情報を伝えたこともあった。同記者はイラク戦争開戦の経緯をたどる「攻撃計画(Plan of Attack)」や「ブッシュの戦争(Bush at War)」を執筆したが、同大統領はリビー氏に対してだけでなく、ホワイトハウスのほかの幹部たちに対しても、同記者の取材に協力するよう指示していたという。ブッシュ政権首脳が戦争開始前から秘密情報を意図的に流して情報操作を展開していたことを示している。
だが、ブッシュ政権幹部がこうして流した情報が正確だったとは限らない。リビー氏が記者に流した「国家情報評価」の内容も実は歪曲情報だった。同氏は副大統領の指示どおり、「国家情報評価」がイラク核開発を重要項目の欄で取り上げ、「イラクがウラン確保に総力を挙げている」と判断したと記者に伝えた。しかし、実は「国家情報評価」は重要項目の欄で取り上げていなかった。一般欄で「イラクはウラン確保に総力を挙げている」と記述したものの、国務省情報担当官は「極めて疑わしいと判断している」という(注)を付け加えていた。ブッシュ政権に都合の良い部分だけ記者に伝えたことは明らかだった。
このような情報操作の一方で、情報の管理が杜撰だったことも確かだ。CIAが02年10月、「国家情報評価」をまとめる直前、当時のテネットCIA長官は上院公聴会で「イラクのウラン購入計画は疑問」と証言していた。ウイルソン元大使のニジェール調査旅行の報告に基づいた判断と同じだった。しかし、ブッシュ大統領は03年1月の一般教書演説で「イラクがニジェールからウランを購入しようとしたのは事実」と明言、開戦理由の1つとした。実は、テネット長官は一般教書演説の草稿を渡され、事前に読んだ筈だった。しかし、あとで「実は忙しく読まなかった」と釈明する。
一連の情報操作で様々な秘密情報が流されたが、法律違反に問えるのはウイルソン元大使夫人の身分を漏らした、CIA情報リーク事件だけである。秘密扱いの「国家情報評価」などの情報流出は、大統領が秘密扱いを解除したと言う以上、誰も罪に問われない。CIA情報リーク事件も、起訴は副大統領の主席補佐官だったリビー氏1人だけ。それも、本筋の起訴ではなく、偽証して捜査を妨害した罪状の起訴である。しかし、この問題が今後に与える影響の大きさは計り知れない。
(後略)
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情報操作の大本は無能なブッシュではなくチェイニーが仕切っていただろうし、戦争後なら開戦反対派だろうが関係なく政権防衛の論理が優先しただろう。
もっともチェイニーならアーミテージに最初の漏洩者をさせ、それを口実に穏健派を政権内から追い出すぐらいのことは画策してたかもしれないが。
これは メッセージ 96630 (jyonnconner さん)への返信です.
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