対イラク武力行使

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Re: 米国の戦後世界戦略

投稿者: masajuly2001 投稿日時: 2006/07/09 17:49 投稿番号: [93423 / 118550]
いろんな記事やコラム、論文を読んでの思いだが、米国がイラクから名誉の撤退をできる機会は少なくとも1回会った。それは昨年中頃の、スンニ派の反占領勢力とコンタクトを取り始めたときだった。その結果、表向きだが、アラブ連盟主導でイラク国民融和会議がカイロで開催された。その時点では、シーア派は米軍を必要としていた。スンニ派の主要勢力は元イラク軍のプロであり、全面的に武力衝突した場合は勝算があるか、シーア派はまだ確信が持てなかったから。だから、その時点なら、スンニ派地域に入り込まないなどの形で、米軍が善意の第三者的な立場をとりうる状況にあった。

しかし、ブッシュくんらはそうはしなかった。むしろ、内戦を煽る状況を作り出した。そして、シーア派は着々と兵器などスンニ派勢力を圧倒する力を整えた。だから、マリキ首相の米国民向けプロパガンダとは別に、米軍はもう必要ないという状況になり、そのような発言が出ている。言い方を変えれば、米軍が必要なのは、スンニ派地域を攻撃するときだけということになる。

そもそも、たかだか12、3万の米軍が、イラクが全面内戦になったときに何かできるとは思えない。だからこそ、すでに現在、イラク国民同士の殺し合いになり、米軍は良くいえば傍観者になっている。もっと言えば、米兵が、自分たちの派遣された理由付けができるように、テロリストと称する連中がいるはずのスンニ派地域を攻撃を続けている。

厄介なのは、このまま内戦が続いた場合、イラクでは収まらない状況になっていることではないだろうか。そもそも、中東のあの国境線を見ても分かるように、国境なんて何の意味があるのか、という状況になっている。

よく言われる「パンドラの箱」というのが具体的にどういうことなのか、俺もよく理解できなかったのだが、最近の記事を読んでいると、どうも、空間的にも時間的にも、際限のない戦いの幕が開いたように思える。途中からであれ、ブッシュくんがこの状態を望んでいたなら、明らかに成功だろう。
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