「ザルカウィ」の真実(連載01)
投稿者: bonno_216 投稿日時: 2006/07/05 17:54 投稿番号: [93338 / 118550]
6月7日の「ザルカウィ爆殺」を受けて、個人的に興味がありましたので、少し詳しく「ザルカウィ」研究をしてみました。以下の分析は、私が集められる限りの情報を元にし、「ザルカウィ」の実像に迫るべく推理した結果の仮説です。(文中、敬称略)
副題12項目に渡る超長文ですので、何度かに分割して投稿させていただきます。題して「ザルカウィの真実」!
はじまり、はじまりぃぃ〜〜♪
●「ザルカウィ」は個人ではなく「チーム名」だった。
このチームの発足は1999年、産みの親はヨルダン情報当局です。チーム・リーダーはアブ・クタイバという名のヨルダン国籍を持ったパレスチナ人。
クタイバは、同じくヨルダン国籍のパレスチナ人、アル・マクディシ師のサラフィー主義組織「バイアト・アル・イマーム」で、末端のメンバーとして活動していましたが、94年、マクディシ師らの逮捕拘束後転向し、ヨルダン情報当局のエージェントとなって、国内のサラフィー主義組織に潜入し、スパイする任務を与えられました。
1999年、ヨルダン新国王の即位を記念して、多くの政治犯囚人が釈放されましたが、ヨルダン情報当局は、それらの出獄メンバーを使って、新たな潜入諜報活動を計画しました。
潜入先はパキスタン。当時、パキスタンは「戦闘的イスラム原理主義運動」のメッカであり、実質的に国を支配しているISI(パキスタン諜報部)はイスラム過激派の資金的、人員的、情報的な源泉でした。
この任務に集結した出獄政治犯(もちろん転向済み)の中に、後年「アブ・ムスアブ・ザルカウィ」と呼ばれることとなる、アフマド・カライラも居ました。このカライラも、元は「バイアト・アル・イマーム」の末端メンバーだったのです。
リーダーのクタイバを始め、カライラなど多くのメンバーがザルカ市の出身者だったことから、チームの名前は「ザルカウィ」プロジェクトと名付けられました。
●「ザルカウィ」は任務に失敗する。
しかし、チーム・ザルカウィはパキスタンに潜入した早々、パキスタン警察によって摘発、逮捕されてしまいます。ムシャラフ政権は、彼等をヨルダンに強制送還するよう主張しましたが、ISIは彼等を「二重スパイ」として活用する道を選びました。
チーム・ザルカウィはアフガニスタンのヘラートに送られ、そこでCIA(アメリカ中央情報局)の軍事訓練を受けます。
処世術に長けたクタイバは、そこでヨルダン情報当局、ISIおよびCIAの三者いずれにとっても、チーム・ザルカウィの有用性をアピールできる「役割」を見付け出します。それは、自らのチームを「テロリストの顔」に仕立て上げることでした。
(つづく)
●「ザルカウィ」は個人ではなく「チーム名」だった。
このチームの発足は1999年、産みの親はヨルダン情報当局です。チーム・リーダーはアブ・クタイバという名のヨルダン国籍を持ったパレスチナ人。
クタイバは、同じくヨルダン国籍のパレスチナ人、アル・マクディシ師のサラフィー主義組織「バイアト・アル・イマーム」で、末端のメンバーとして活動していましたが、94年、マクディシ師らの逮捕拘束後転向し、ヨルダン情報当局のエージェントとなって、国内のサラフィー主義組織に潜入し、スパイする任務を与えられました。
1999年、ヨルダン新国王の即位を記念して、多くの政治犯囚人が釈放されましたが、ヨルダン情報当局は、それらの出獄メンバーを使って、新たな潜入諜報活動を計画しました。
潜入先はパキスタン。当時、パキスタンは「戦闘的イスラム原理主義運動」のメッカであり、実質的に国を支配しているISI(パキスタン諜報部)はイスラム過激派の資金的、人員的、情報的な源泉でした。
この任務に集結した出獄政治犯(もちろん転向済み)の中に、後年「アブ・ムスアブ・ザルカウィ」と呼ばれることとなる、アフマド・カライラも居ました。このカライラも、元は「バイアト・アル・イマーム」の末端メンバーだったのです。
リーダーのクタイバを始め、カライラなど多くのメンバーがザルカ市の出身者だったことから、チームの名前は「ザルカウィ」プロジェクトと名付けられました。
●「ザルカウィ」は任務に失敗する。
しかし、チーム・ザルカウィはパキスタンに潜入した早々、パキスタン警察によって摘発、逮捕されてしまいます。ムシャラフ政権は、彼等をヨルダンに強制送還するよう主張しましたが、ISIは彼等を「二重スパイ」として活用する道を選びました。
チーム・ザルカウィはアフガニスタンのヘラートに送られ、そこでCIA(アメリカ中央情報局)の軍事訓練を受けます。
処世術に長けたクタイバは、そこでヨルダン情報当局、ISIおよびCIAの三者いずれにとっても、チーム・ザルカウィの有用性をアピールできる「役割」を見付け出します。それは、自らのチームを「テロリストの顔」に仕立て上げることでした。
(つづく)
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