従軍記者の心得
投稿者: masajuly2001 投稿日時: 2006/06/18 17:34 投稿番号: [92887 / 118550]
イラクの米軍に従軍している米メディアの記者の報告をいくつも読んでいると、彼らの報告に根源的な前提がスッポリと抜け落ちていることが理解できる。その前提は、すでに世界中が承知していることなのだが、決して直接的な表現で書かれることはない。それは、少なくとも米軍が展開しているスンニ派地域においては、9割近くの住民は反占領であり、半数以上の住民は米軍への攻撃を支持しているということだ。米兵からこのことを見るとどうなるか?当然、子供であろうが女であろうが回りは敵ばかりということになる。
このことを暗黙の前提として従軍記者の報告を読むと、そんな報告の中にも、従軍記者としてぎりぎりの線で現在の米兵の状況を非常に正確に伝えているものがある。USA Todayのレポーター、Kimberly Johnsonさんのこの報告もそうしたものの一つだろう。
Even as President Bush warns that the U.S. should not ‘stand down too soon,' troops in Iraq are pushed to the edge fighting an unseen enemy
(「時期尚早な撤収」はすべきではないと大統領が言っているとはいえ、イラク米兵は見えない敵とのぎりぎりの戦いに追いやられている)
By Kimberly Johnson and Rick Hampson
http://www.usatoday.com/printedition/news/20060615/1a_cover15.art.htm
この記事で太字で挙げられている問題点を列挙しておこう。
・The tours pile up(繰り返されるイラク赴任)
・A brutal climate(厳しいイラクの気候)
・The allure of drugs(ドラッグの誘惑)
・A dual mission: soldiers or cops?(兵士と警察官の二重任務)
・The objective seems like a mirage(掲げられている目標は幻想ではないのか)
昨日の「哀れな米兵 2」で俺が書いたの似たようなことが最後の項目に書かれている。
Once a war's goal seems unclear or unreachable, morale sinks and stress rises.
“What makes being a soldier great is the nobility of it ― good fighting evil,” Kilner says. “If you lose that, all this sacrifice is for no good reason.”
(戦争の目標が明確でなくなったり、達成不可能に思われると、士気は下がり、ストレスは増大する。兵士であることを素晴らしいものにするのは、その気高さである。善と悪との戦い。それが失われると、あらゆる犠牲は何のためのものかということになる。)
このことを暗黙の前提として従軍記者の報告を読むと、そんな報告の中にも、従軍記者としてぎりぎりの線で現在の米兵の状況を非常に正確に伝えているものがある。USA Todayのレポーター、Kimberly Johnsonさんのこの報告もそうしたものの一つだろう。
Even as President Bush warns that the U.S. should not ‘stand down too soon,' troops in Iraq are pushed to the edge fighting an unseen enemy
(「時期尚早な撤収」はすべきではないと大統領が言っているとはいえ、イラク米兵は見えない敵とのぎりぎりの戦いに追いやられている)
By Kimberly Johnson and Rick Hampson
http://www.usatoday.com/printedition/news/20060615/1a_cover15.art.htm
この記事で太字で挙げられている問題点を列挙しておこう。
・The tours pile up(繰り返されるイラク赴任)
・A brutal climate(厳しいイラクの気候)
・The allure of drugs(ドラッグの誘惑)
・A dual mission: soldiers or cops?(兵士と警察官の二重任務)
・The objective seems like a mirage(掲げられている目標は幻想ではないのか)
昨日の「哀れな米兵 2」で俺が書いたの似たようなことが最後の項目に書かれている。
Once a war's goal seems unclear or unreachable, morale sinks and stress rises.
“What makes being a soldier great is the nobility of it ― good fighting evil,” Kilner says. “If you lose that, all this sacrifice is for no good reason.”
(戦争の目標が明確でなくなったり、達成不可能に思われると、士気は下がり、ストレスは増大する。兵士であることを素晴らしいものにするのは、その気高さである。善と悪との戦い。それが失われると、あらゆる犠牲は何のためのものかということになる。)
これは メッセージ 92851 (masajuly2001 さん)への返信です.
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