クルド:自治・連邦制・独立 ②
投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2006/04/10 03:18 投稿番号: [90253 / 118550]
・スンニ派はSCIRIの内務省掌握に反対し、
・クルドは連邦制を牽制するジャファリ首相の中央集権主義に反対している。
そういう意味では、スンニ派とクルドは、違うものに反対している。
そういう意味では、呉越同舟である。
連邦制か、中央集権制か、という問題だけなら、
スンニ派はジャファリ側である筈なのだからである。
スンニ派としては、連邦制を巡る憲法国民投票は、政権樹立後のことであるから
今は、連邦制問題は後回しにして、クルドと一時的に連携しているということ
だと思う。
スンニ派にとって、ダアワ党のジャファリは駄目だけど、
SCIRIのAdel Abdul Mahdi なら、良いということなのかどうかが分からない。
スンニ派にとって、SCIRIのマハディ副大統領はもっと駄目なのではないか。
しかし、クルドにとっては、SCIRIは、連邦制への強固な反対派ではないから、
クルドとしては、マハディ副大統領なら、賛成だと思う。
<クルドとトルコ>
現在のトルコは、世俗派の軍部、宗教派の政府になっている。
両者共、現在のトルコの第一義的な国家戦略の第一目標はEU加盟。
その為に、ここ数年トルコ内のクルド人に対しても一定の融和政策を採っている
(クルド語の一部使用許可、学校許可、一部放送許可という程度で、)
(クルドの自治権など全く認めない)
トルコのクルド人は、かつてのPKKの過激なテロ路線は止めて、
イラクのクルド人を学んで、合法的な自治権要求運動へと
大勢は向かっているように思える。
トルコがEU加盟を諦めると、その反動が生じる。
トルコ国内のクルド人への締め付け、
更にはイラクのクルドへの侵攻も大いにあり得る。
<クルドとトルコとアメリカ>
アメリカにとって、イラクのクルド人は、あくまでイラク国内での同盟者で
あって、国際的には、NATOの同盟国であるトルコの方が大事な国。
たとえ、イラク国内のクルド自治区で米軍基地を設置できなくても、
トルコ国内の南東部の空軍基地が使用できれば、
中東での軍事プレゼンスは確保できる。
何が何でも、クルド自治区内に米軍基地を設置しなければならないのかどうか、
私には、判断がつきかねる。
また、トルコ国内での反米感情も高揚しているようだ。
米国との近未来戦争小説、トルコで大受け 背景にイラク戦争めぐる関係冷却化
http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=200504262035062
「狼たちの谷 イラク」
http://www.jp-tr.com/icerik/yazarlar/tulip/tulip0049.html
http://www.kurtlarvadisiirak.com/
トルコでの公開後三日間の観客動員数新記録
アメリカにとっては、
イラクのクルドに<自治権>以上、<独立>未満が、都合が良いように思える。
クルド自治区内に米軍基地設置を認める程度の<緩やかな連邦制>が
ベストだとも思える。
つまり、トルコが嫌う<独立性の強い連邦制>ではなく、
米軍基地設置を認められる程度の<緩やかな連邦制>でよいとも思える。
アメリカにとって、現状でベストなのは、
世俗派のアラウィ派に政権に入ってもらうことだとも思える。
選挙ではアメリカが期待した程には議席はとれなかった。
だから、世俗派に近い、クルドと世俗派も加わっているスンニ派、
このアラウィ派+クルド+世俗派スンニ
この組み合わせが、現在のアメリカにとっては、ベストだろう。
ただ、スンニ派政党は、宗教政党寄りだ。
イラク・イスラム党とイスラム聖職者協会は、宗教派だ。
しかもこの両者はサドル派とも提携してきた。
スンニ派の地元武装勢力は、自称、宗教派と民族派が半々だと称している。
まあそうなのだろうと思っている。
そのスンニ派地元武装勢力は、イスラム聖職者協会を
自らの政治的広報部と位置付けてきた。
(サドル派とは、ファルージャでの共闘、連邦制反対の共同歩調)
このスンニ派宗教勢力とサドル派との従来の連携関係に楔が打ち込まれたのが、
霊廟爆破事件以降の一連の『宗派対立』と言われているものだ。
・クルドは連邦制を牽制するジャファリ首相の中央集権主義に反対している。
そういう意味では、スンニ派とクルドは、違うものに反対している。
そういう意味では、呉越同舟である。
連邦制か、中央集権制か、という問題だけなら、
スンニ派はジャファリ側である筈なのだからである。
スンニ派としては、連邦制を巡る憲法国民投票は、政権樹立後のことであるから
今は、連邦制問題は後回しにして、クルドと一時的に連携しているということ
だと思う。
スンニ派にとって、ダアワ党のジャファリは駄目だけど、
SCIRIのAdel Abdul Mahdi なら、良いということなのかどうかが分からない。
スンニ派にとって、SCIRIのマハディ副大統領はもっと駄目なのではないか。
しかし、クルドにとっては、SCIRIは、連邦制への強固な反対派ではないから、
クルドとしては、マハディ副大統領なら、賛成だと思う。
<クルドとトルコ>
現在のトルコは、世俗派の軍部、宗教派の政府になっている。
両者共、現在のトルコの第一義的な国家戦略の第一目標はEU加盟。
その為に、ここ数年トルコ内のクルド人に対しても一定の融和政策を採っている
(クルド語の一部使用許可、学校許可、一部放送許可という程度で、)
(クルドの自治権など全く認めない)
トルコのクルド人は、かつてのPKKの過激なテロ路線は止めて、
イラクのクルド人を学んで、合法的な自治権要求運動へと
大勢は向かっているように思える。
トルコがEU加盟を諦めると、その反動が生じる。
トルコ国内のクルド人への締め付け、
更にはイラクのクルドへの侵攻も大いにあり得る。
<クルドとトルコとアメリカ>
アメリカにとって、イラクのクルド人は、あくまでイラク国内での同盟者で
あって、国際的には、NATOの同盟国であるトルコの方が大事な国。
たとえ、イラク国内のクルド自治区で米軍基地を設置できなくても、
トルコ国内の南東部の空軍基地が使用できれば、
中東での軍事プレゼンスは確保できる。
何が何でも、クルド自治区内に米軍基地を設置しなければならないのかどうか、
私には、判断がつきかねる。
また、トルコ国内での反米感情も高揚しているようだ。
米国との近未来戦争小説、トルコで大受け 背景にイラク戦争めぐる関係冷却化
http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=200504262035062
「狼たちの谷 イラク」
http://www.jp-tr.com/icerik/yazarlar/tulip/tulip0049.html
http://www.kurtlarvadisiirak.com/
トルコでの公開後三日間の観客動員数新記録
アメリカにとっては、
イラクのクルドに<自治権>以上、<独立>未満が、都合が良いように思える。
クルド自治区内に米軍基地設置を認める程度の<緩やかな連邦制>が
ベストだとも思える。
つまり、トルコが嫌う<独立性の強い連邦制>ではなく、
米軍基地設置を認められる程度の<緩やかな連邦制>でよいとも思える。
アメリカにとって、現状でベストなのは、
世俗派のアラウィ派に政権に入ってもらうことだとも思える。
選挙ではアメリカが期待した程には議席はとれなかった。
だから、世俗派に近い、クルドと世俗派も加わっているスンニ派、
このアラウィ派+クルド+世俗派スンニ
この組み合わせが、現在のアメリカにとっては、ベストだろう。
ただ、スンニ派政党は、宗教政党寄りだ。
イラク・イスラム党とイスラム聖職者協会は、宗教派だ。
しかもこの両者はサドル派とも提携してきた。
スンニ派の地元武装勢力は、自称、宗教派と民族派が半々だと称している。
まあそうなのだろうと思っている。
そのスンニ派地元武装勢力は、イスラム聖職者協会を
自らの政治的広報部と位置付けてきた。
(サドル派とは、ファルージャでの共闘、連邦制反対の共同歩調)
このスンニ派宗教勢力とサドル派との従来の連携関係に楔が打ち込まれたのが、
霊廟爆破事件以降の一連の『宗派対立』と言われているものだ。
これは メッセージ 90252 (imonoyamashotengai さん)への返信です.
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