「タリバン」思想に支配されたバグダッド
投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2006/03/26 03:58 投稿番号: [89579 / 118550]
「「タリバン」思想に支配されたバグダッドはいま」(COURRiER Japon)4.06号
Asharq alawsat
http://www.aawsat.com/english/
By Mohammad Fayad
「2005年10月18日、アッバース朝第二代カリフ像が爆破された。
翌日、バース党解体委員会は、「行道」像の解体命令を下した。
世界的にも有名だった故ハーリド・アル=ラッハールによる、
ギルガメシュ叙事詩のウルク国王の彫像だった。
彫刻家ムハンマド・ガニ・ヒクマトの作品で、
詩人アル=ムタナッビの彫像も消えた。
近代的な創作文化に基く造形美術や詩、演劇、映画、エッセイ、小説
といったものを破壊しようとするイラクの『新タリバン』
バグダッド市チグリス川東岸ルサーファ地域中心地の生命線、
サアドゥーン通りには、かつて映画館や劇場が軒を連ねていた。
「この通りの映画館と映画館の間には映画館か劇場がある」
と揶揄されるほどひしめきあっていた。
それが今日では、映画館や劇場の扉は閉ざされ、
あるいは空襲か焼き討ちに遭い、破壊された。
イスラムは映画を禁じている、音楽を禁じている、演劇を禁じていると言われ、
ビデオやDVDのレンタル・販売ショップや、
音楽やダンスのテープを売る店も姿を消した。
ハルシーヤ地区にあるジョゼフというクリスチャンの経営する
理髪店の表ガラスには、かつては外国雑誌から切り取った、
最新流行のヘアスタイルをした西洋人男性モデルの写真が貼られていた。
それらの写真は消え、かわりに
「西洋スタイルのカットは受け付けておりません」という貼り紙がされた。
多くの理髪店が爆破され、自分の店も爆破されるのではないかと
恐ろしくなったのだという。
携帯電話ショップもまた、悩みを抱えている。
以前は店の広告にイラクで人気のポップスターを採用し、
「カードル・アル=サーヘルの着メロをあなたの携帯にダウンロード!」
という貼り紙をしていた。
だが、「カードル・アル=サーヘルの着メロ」は
音楽が禁じられたために削除され、かわりに
「語り部のバーシム・アル=カルバラーイーの声によるラッダート」
に替えられた。
「ラッダート」というのは、手で胸板を打つ音に合わせながら、
アリーの息子のフセインが殺害された悲劇を描写する
悲しいフレーズを唱えるものである。
米軍がイラクに入ってくる以前は、広場や大学の庭で
音楽祭や造形美術の展示会や詩の夕べの催しなどが行われ、
学生たちはほぼ自由に自分たちの才能を披露することができた。
ところが、現在ではそのような光景は消えてしまった。
かわりにフセイニーヤと呼ばれるフセイン殺害哀悼の集いのテントが設置され、
イラクを暗黒時代に引きずりこみたがっている
一部の宗教指導者を満足させるために、
シーア派式の、道具や手で自らの体を殴るラトムという儀式が行われている。
ある著名なイラク人記者は言った。
「我々国内の記者は、このような原理主義化現象について書くことができない。
だが、国外に住んでいる君たちのような記者なら書くことができる。
我々はこのような行為についてふれることができない。
見ての通り、一般的な現象や電力不足、生活費の高騰についてしか
書くことができないのだ」
Asharq alawsat
http://www.aawsat.com/english/
By Mohammad Fayad
「2005年10月18日、アッバース朝第二代カリフ像が爆破された。
翌日、バース党解体委員会は、「行道」像の解体命令を下した。
世界的にも有名だった故ハーリド・アル=ラッハールによる、
ギルガメシュ叙事詩のウルク国王の彫像だった。
彫刻家ムハンマド・ガニ・ヒクマトの作品で、
詩人アル=ムタナッビの彫像も消えた。
近代的な創作文化に基く造形美術や詩、演劇、映画、エッセイ、小説
といったものを破壊しようとするイラクの『新タリバン』
バグダッド市チグリス川東岸ルサーファ地域中心地の生命線、
サアドゥーン通りには、かつて映画館や劇場が軒を連ねていた。
「この通りの映画館と映画館の間には映画館か劇場がある」
と揶揄されるほどひしめきあっていた。
それが今日では、映画館や劇場の扉は閉ざされ、
あるいは空襲か焼き討ちに遭い、破壊された。
イスラムは映画を禁じている、音楽を禁じている、演劇を禁じていると言われ、
ビデオやDVDのレンタル・販売ショップや、
音楽やダンスのテープを売る店も姿を消した。
ハルシーヤ地区にあるジョゼフというクリスチャンの経営する
理髪店の表ガラスには、かつては外国雑誌から切り取った、
最新流行のヘアスタイルをした西洋人男性モデルの写真が貼られていた。
それらの写真は消え、かわりに
「西洋スタイルのカットは受け付けておりません」という貼り紙がされた。
多くの理髪店が爆破され、自分の店も爆破されるのではないかと
恐ろしくなったのだという。
携帯電話ショップもまた、悩みを抱えている。
以前は店の広告にイラクで人気のポップスターを採用し、
「カードル・アル=サーヘルの着メロをあなたの携帯にダウンロード!」
という貼り紙をしていた。
だが、「カードル・アル=サーヘルの着メロ」は
音楽が禁じられたために削除され、かわりに
「語り部のバーシム・アル=カルバラーイーの声によるラッダート」
に替えられた。
「ラッダート」というのは、手で胸板を打つ音に合わせながら、
アリーの息子のフセインが殺害された悲劇を描写する
悲しいフレーズを唱えるものである。
米軍がイラクに入ってくる以前は、広場や大学の庭で
音楽祭や造形美術の展示会や詩の夕べの催しなどが行われ、
学生たちはほぼ自由に自分たちの才能を披露することができた。
ところが、現在ではそのような光景は消えてしまった。
かわりにフセイニーヤと呼ばれるフセイン殺害哀悼の集いのテントが設置され、
イラクを暗黒時代に引きずりこみたがっている
一部の宗教指導者を満足させるために、
シーア派式の、道具や手で自らの体を殴るラトムという儀式が行われている。
ある著名なイラク人記者は言った。
「我々国内の記者は、このような原理主義化現象について書くことができない。
だが、国外に住んでいる君たちのような記者なら書くことができる。
我々はこのような行為についてふれることができない。
見ての通り、一般的な現象や電力不足、生活費の高騰についてしか
書くことができないのだ」
これは メッセージ 89578 (imonoyamashotengai さん)への返信です.
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/552019567/bpa5a4a5ia5afipno9tbbh_1/89579.html