Re: CIAとFBIの確執
投稿者: bonno_216 投稿日時: 2006/03/17 05:02 投稿番号: [89171 / 118550]
「FBIとCIAの連携プレイの麻痺がなければ、911は未然に防げたかもしれない」というのは問題の矮小化です。確かに麻痺はあったし、その理由のひとつに両組織の縄張り争いがあっただろうことは否定しません。しかし、両組織がいがみ合っていたところで、空港の警備体制がほころぶわけじゃありませんし、防空システムが機能しなくなるわけじゃありません。なにより、WTCにサーマイト爆薬を仕掛けることは、「アラブ・テロリスト」の能力外でしょう。ビル解体技術は膨大なノウハウの積み重ねです。日本ですら一流業者はおらず、高層ビルを解体する時は米国から専門チームを呼ばなければならないほどなのです。
911事件当日の朝、米軍はハイジャックを想定した模擬演習「油断なき戦士」を行っていました。そのため管制のレーダーに「偽の輝点」が多数写し出され、該当する本物のハイジャック機を特定するのが遅れたと言われています。急行した戦闘機は実弾を装備していなかったためハイジャック機を撃墜できなかったという話もあります。しかし問題はそんなところにあるのではありません。
管制から緊急事態発生の報が入ったとき、なぜ米軍司令部は即ちに演習を中止しなかったのかということと、なぜテロリスト達がその日の演習の内容を知っていたのか…ということが一番の問題なのです。
>アルカイダを担当していた5人の戦略アナリストが他の
>任務に配点されたことも事態を悪化させる要因となりました。
元FBIのオニール捜査官は「アルカイダの」というより「サウジ・コネクションの」スペシャリストでした。彼はテロの予兆を見逃さず、サウジマネーの流れを追って、多くの危険人物を特定し、厳重に監視していました。しかし、事件の起こる少し前、彼は捜査の中止を命令され退官したのです。これは「テロに対してタカをくくっていた」ことから生まれる怠慢ではありません。明らかに意図的な捜査妨害です。オニール氏は「コール号事件」でも手がかりを掴み、イエメン・ルートの捜査に着手しましたが、そこで上層部からストップがかかり、彼はイエメンに出向くことができませんでした。
退官後のオニール氏は、WTCの警備主任となりましたが、残念なことに911事件に遭遇し死亡しています。
FBIの現場捜査官が「アルカイダって何ですか?」と尋ねたエピソードは、FBIの怠慢振りを示すのではなく「アルカイダの虚偽性」を示すものだと言うこともできます。「政権がアルカイダを過小評価していた」という言い訳は、脅威の拡大に手を貸した者のアリバイ作りだという見方もできます。
「アルカイダ(ビンラディン・グループ)」に、単独で911を実行する能力がないことは、サーマイト爆薬の件ひとつを採り上げても明白でしょう。特攻一号機を操縦していたと言われるモハメド・アタ容疑者は、飛行機学校の落第生です。二号機は激突直前に急旋回してターゲットに命中させていますが、急旋回で掛かる「G」を考えれば超人的テクニックです。ペンタゴン突入機は(レーダー追跡によれば)突入前に360度の急旋回をしています。専門家は、これだとパイロットは失神していたはずだと指摘するのです。
数々の不手際が故意か過失か…という命題には、明確な答えが出ません。したがって私は不手際を以て「自作自演」の証明だとは言わないのです。911攻撃を未然に防ぐために何が不足していたかなんてことを、今さら協議しても仕方ありません。逆に911攻撃を実行するためには、どんな能力が必要だったのか?…ということを事件の検証によって明らかにし、犯人像を浮かび上がらせるべきです。最初から犯人を特定し、その犯人像に合わせて状況を説明しようとするから、「信じられない」不手際や誤認が際限なく出てくるわけです。「何が起きたのか?」という状況認識が最初であり、その上で「誰がやったのか?」を考えなければなりません。何が起きたか理解しないまま「犯人はアルカイダ」で、分かったつもりになるのは危険だということです。
911事件当日の朝、米軍はハイジャックを想定した模擬演習「油断なき戦士」を行っていました。そのため管制のレーダーに「偽の輝点」が多数写し出され、該当する本物のハイジャック機を特定するのが遅れたと言われています。急行した戦闘機は実弾を装備していなかったためハイジャック機を撃墜できなかったという話もあります。しかし問題はそんなところにあるのではありません。
管制から緊急事態発生の報が入ったとき、なぜ米軍司令部は即ちに演習を中止しなかったのかということと、なぜテロリスト達がその日の演習の内容を知っていたのか…ということが一番の問題なのです。
>アルカイダを担当していた5人の戦略アナリストが他の
>任務に配点されたことも事態を悪化させる要因となりました。
元FBIのオニール捜査官は「アルカイダの」というより「サウジ・コネクションの」スペシャリストでした。彼はテロの予兆を見逃さず、サウジマネーの流れを追って、多くの危険人物を特定し、厳重に監視していました。しかし、事件の起こる少し前、彼は捜査の中止を命令され退官したのです。これは「テロに対してタカをくくっていた」ことから生まれる怠慢ではありません。明らかに意図的な捜査妨害です。オニール氏は「コール号事件」でも手がかりを掴み、イエメン・ルートの捜査に着手しましたが、そこで上層部からストップがかかり、彼はイエメンに出向くことができませんでした。
退官後のオニール氏は、WTCの警備主任となりましたが、残念なことに911事件に遭遇し死亡しています。
FBIの現場捜査官が「アルカイダって何ですか?」と尋ねたエピソードは、FBIの怠慢振りを示すのではなく「アルカイダの虚偽性」を示すものだと言うこともできます。「政権がアルカイダを過小評価していた」という言い訳は、脅威の拡大に手を貸した者のアリバイ作りだという見方もできます。
「アルカイダ(ビンラディン・グループ)」に、単独で911を実行する能力がないことは、サーマイト爆薬の件ひとつを採り上げても明白でしょう。特攻一号機を操縦していたと言われるモハメド・アタ容疑者は、飛行機学校の落第生です。二号機は激突直前に急旋回してターゲットに命中させていますが、急旋回で掛かる「G」を考えれば超人的テクニックです。ペンタゴン突入機は(レーダー追跡によれば)突入前に360度の急旋回をしています。専門家は、これだとパイロットは失神していたはずだと指摘するのです。
数々の不手際が故意か過失か…という命題には、明確な答えが出ません。したがって私は不手際を以て「自作自演」の証明だとは言わないのです。911攻撃を未然に防ぐために何が不足していたかなんてことを、今さら協議しても仕方ありません。逆に911攻撃を実行するためには、どんな能力が必要だったのか?…ということを事件の検証によって明らかにし、犯人像を浮かび上がらせるべきです。最初から犯人を特定し、その犯人像に合わせて状況を説明しようとするから、「信じられない」不手際や誤認が際限なく出てくるわけです。「何が起きたのか?」という状況認識が最初であり、その上で「誰がやったのか?」を考えなければなりません。何が起きたか理解しないまま「犯人はアルカイダ」で、分かったつもりになるのは危険だということです。
これは メッセージ 89165 (maya_kosmisch さん)への返信です.
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