対イラク武力行使

Yahoo! Japan 掲示板トピックビューアー

[ << 最初のページ | < 前のページ | メッセージリスト | 掲示板表示 | [ メッセージ # ] | 次のページ > | 最後のページ >> ]

ON THE BRINK OF CIVIL WAR (PBS)

投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2006/03/09 08:34 投稿番号: [88729 / 118550]
http://www.pbs.org/newshour/bb/middle_east/jan-june06/iraq_3-07.html

JUAN COLE:
人々は崖っぷちに立っているということは認識しているんだと思います。
しかし人というのは分かっていても必ずしもうまく回避できるとは限りません。
これまでもユーゴスラヴィアやレバノンなどで
意図せずして内戦に陥っていった例があります。
イラクではこれまでとは違う内戦が今起きています。

武装集団がモスクを襲撃する。
夜が明けてみると、15人、20人といった数の人が
耳の後ろを銃弾で撃ち抜かれ、遺体で見つかる。
こういった宗派間の殺戮というのは日常的に起きています。
確かに全面的な内戦ではありません。
しかしある種の内戦状態には既にあり、いわゆる従来型の内戦に発展する
寸前まできたのが二週間前のサマラでの事件だったと思います。

私はこれがイラクに昔から内在していた問題だとは思っていません。
スンニ派対シーア派の対立というのは、
20世紀のイラクでは目だった問題ではなく、新しい問題なのです。
過去の歴史をみると、左派対右派の対立、
あるいは少数派のキリスト教徒の問題、クルド人の対立というのはありました。
しかし、アラブ人の中でのスンニ派とシーア派の対立が、
これだけの規模で起きるというのは、これまでにはないことです。
イラクは昔からこうだったとみるのは公平ではありません。



イランの国益はイラクが統一国家として存続することにあり、
シーア派支配下での政治プロセスのスムーズな前進を望んでいるのです。
イランが部隊を送り込み、混乱を引き起こす理由があるとは思えません。
むしろ国境地帯に混乱がないことを望んでいるのです。
これまで起きた暴力事件の大半はイラク人が首謀していると目されています。
スンニ派のアラブ人、国家主義者、聖職者や世俗グループが、
スンニ派のジハード戦士、工作員の外部支援も受けて、起こしているものです。
しかしイラン人がイラクで拘束された事例というのは、ごくごく僅かです。
しかもその多くは巡礼者でスパイ容疑で捕えられてもすぐに釈放されています。



ジャファリ氏の人格、能力の問題ではないと思っています。
目指しているのは、強力な中央集権政府です。
しかしクルド人はそうではありません。
ジャファリ首相は、石油埋蔵量の豊富な北部のキルクークが、
クルド勢力下になることを阻止したいのです。
クルド人が石油利権を独占するようなことになれば、
国が分裂すると危惧しているからです。
ですから外交手段にも訴えています。
トルコ政府に対して、クルド人によるキルクーク支配を
抑え込むよう働きかけています。
タラバニ大統領は、クルド人の為の政治家として動いていると思います。
ジャファリ首相を追いやって、より親クルド的な国家モデルを
受け入れる人物を擁立しようとしている。
地方により強力な自治権を認めたかたちです。
つまり、これは、中央政府対地方の権利の問題なんです。
[ << 最初のページ | < 前のページ | メッセージリスト | 掲示板表示 | [ メッセージ # ] | 次のページ > | 最後のページ >> ]

Yahoo! Japan 掲示板 アーカイヴ

[検索ページ] (中東) (東亜) (捕鯨 / 捕鯨詳細)