Interview with Lakhdar Brahimi (NHK) ①
投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2006/02/26 23:32 投稿番号: [88247 / 118550]
<二年前にインタビューした時、
イラクが内戦に陥る可能性があると指摘されました。
今はどう思われますか>
「私は今の状態を大変懸念しています。
既に内戦が始まっていると考えられるからです。
シーア派とスンニ派はお互いに恐怖心や猜疑心を抱いています。
スンニ派の中には極端な原理主義を信奉する勢力がいますし、
一方のシーア派にも同じ位過激な人々が存在します。
こうした過激な勢力が緊張や衝突を煽っているのです。
人々は現状に絶望するしかない状態です」
「アメリカがアフガニスタンを攻めたのは同時多発テロで攻撃を受けたからです
世界は正当防衛と考えました。
一方イラクで起きたことは、侵略であり、占領なのです。
実際そうだったのです。
安保理の決議でも『アメリカとその同盟国がイラクを占領した』と
伝えています。
正当防衛と侵略、これは大きな違いです。
この為、国連はアフガニスタンでは重要な役割を果たすことができましたが、
対照的にイラクでできることは、非常に限られたものとなりました。
占領状態にある国では、当然のことですが、全てを牛耳っているのは
占領している者達です。
国連はイラクでは本格的な活動を展開する為に必要な政治的権限を
与えられることはありませんでした。
それが実態なのです」
<その上、イラクの人々に中には
国連はその占領軍の為に活動していると疑う人もいるのではないでしょうか>
「おそらくそうでしょう。
国連は疑われていると思います。
これは国連にとって大きな問題です。
アメリカは唯一の超大国ですから、
国連はその超大国の命令に従って活動しているのではないか、
国連は独立していないのではないか、
そのような印象がますます強まっているのです」
<情況は困難ですが、魔法の杖がある訳でもないし、
手品のような解決策があるとも思えません。
国連としては何ができるのでしょうか>
「もしも国連に必要な政治的権限が与えられれば、
国連は再び独立した公明正大な、そして党派を超えた存在に
なることができると思います。
国連は、シーア派、スンニ派、クルド人などイラクのいかなる勢力にも、
またアメリカに対しても肩入れすることがないからです。
国連は信頼される仲介者になることができるのです。
しかし、貴方が言われたように、
国連はアメリカの影響から逃れられないと人々は疑っているでしょう。
ですから国連は自らが何者にもとらわれない、自由な存在で、
アメリカとねんごろな関係にはないということを示さなければなりません」
これは メッセージ 88161 (imonoyamashotengai さん)への返信です.
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