Re: イラクの内戦は米国には不利
投稿者: bonno_216 投稿日時: 2006/02/26 06:18 投稿番号: [88213 / 118550]
>冗談じゃないよ。イラクが内戦なんてことになったら、
>ブッシュ政権の面目丸つぶれじゃん。そんなことがなぜ
>米国の利になるのさ。
確かに、イラク情勢の不透明化は、ブッシュ政権にとって、政敵から攻撃を受けるネタとなりますので、一見すれば「不利」に見えます。
しかし「ピンチ」を「チャンス」に変えるのが政治の醍醐味というものです。実際、911にしてもイラク戦争の長期化にしても、ブッシュ政権の「失敗」だと揶揄されているのですが、これを逆手にとり「失敗は繰り返さない!」のスローガンを掲げることで、統制強化、軍国主義化、戦時体制の継続という、一部の米指導層から見れば「おいしい」政策の推進が可能になります。
案山子さんも「テロリストを本土で食い止めるという生温い政策が『失敗』だったから、世界中で『テロリスト狩り』をするため、積極的に海外で軍事行動を起こす」とする、ブッシュ政権の政策を支持されていますよね。でももし、米政権が「本土テロ」を未然に食い止めていたとしたら、先制攻撃ドクトリンは、ほとんど支持を集めることができなかったでしょう。
テロを防止することが出来なかった無能な政府という批判を甘んじて受けながら、「確かに今までの我々は無能(無防備)だった。だが、これからは、この失敗を糧として強力な防衛体制を築き上げる。すなわち、統制強化と軍事予算の増大、そして先制攻撃である」と言って「改革」の旗を振る。これで、うるさい野党やマスコミなど、反ブッシュ勢力を堂々と弾圧できるし、軍需関連産業はウハウハ儲かるし、国際金融資本は第三世界のうるさい民族主義政権やナショナリズム政権を米軍によって「露払い」できるという寸法です。
ブッシュ政権は自らの失敗をあまり隠さず、自らの苦境を正直に告白する「誠実な」政権です。ペンタゴンは繰り返し「これは永く苦しい戦いになる」と言い続けています。出征する兵士たちには「楽勝だよ」と言っておきながら、後になって「読みが甘かった。申し訳ない。だが、引くわけにはいかないのだ。犠牲を恐れず、崇高な勝利を目指して頑張ってほしい」などと、恥をしのんで懇願しているのです。
ようするに、自分で自分の面目をつぶしながら、実利(政治的強権と、一部特権階級の経済的利益)をチャッカリ手に入れる「狡猾な」政権でもあるわけです。
案山子さんも見抜いておられるように「イラク内戦化の危機」は意図的に誇張された「危機」です。反ブッシュ勢力は、これをブッシュ政権への攻撃材料として誇張しますが、一方のブッシュ政権側も「イラクは内戦前夜」という認識を世論に植え付けようとしています。
アスカリ聖廟爆破事件は、本格的な内戦への引き金になるような事件ではありませんが、マスコミはこぞって「重大危機」を吹聴し、ブッシュ政権首脳部は深刻ぶった憂い顔を「正直に」晒して見せています。混乱は比較的短期間で沈静化するでしょうが、今回の騒動は「イラクが一触即発」という印象を世界に与え、中東軍事介入の長期継続を狙うブッシュ政権に対して、世論の「追い風」となるでしょう。
本格的な内戦化は、ブッシュ政権にとって、必ずしも有利ではないかも知れませんが、内戦化の危機がくすぶり続ける状況は、ブッシュ政権の望むところでもあります。これは、ちょうど「テロ勢力が世界中で手のつけられないほど活性化するのは困るが、世界中からテロの脅威がなくなってしまうのは、もっと困る」という、米英指導層の心境とシンクロしているのです。
>ブッシュ政権の面目丸つぶれじゃん。そんなことがなぜ
>米国の利になるのさ。
確かに、イラク情勢の不透明化は、ブッシュ政権にとって、政敵から攻撃を受けるネタとなりますので、一見すれば「不利」に見えます。
しかし「ピンチ」を「チャンス」に変えるのが政治の醍醐味というものです。実際、911にしてもイラク戦争の長期化にしても、ブッシュ政権の「失敗」だと揶揄されているのですが、これを逆手にとり「失敗は繰り返さない!」のスローガンを掲げることで、統制強化、軍国主義化、戦時体制の継続という、一部の米指導層から見れば「おいしい」政策の推進が可能になります。
案山子さんも「テロリストを本土で食い止めるという生温い政策が『失敗』だったから、世界中で『テロリスト狩り』をするため、積極的に海外で軍事行動を起こす」とする、ブッシュ政権の政策を支持されていますよね。でももし、米政権が「本土テロ」を未然に食い止めていたとしたら、先制攻撃ドクトリンは、ほとんど支持を集めることができなかったでしょう。
テロを防止することが出来なかった無能な政府という批判を甘んじて受けながら、「確かに今までの我々は無能(無防備)だった。だが、これからは、この失敗を糧として強力な防衛体制を築き上げる。すなわち、統制強化と軍事予算の増大、そして先制攻撃である」と言って「改革」の旗を振る。これで、うるさい野党やマスコミなど、反ブッシュ勢力を堂々と弾圧できるし、軍需関連産業はウハウハ儲かるし、国際金融資本は第三世界のうるさい民族主義政権やナショナリズム政権を米軍によって「露払い」できるという寸法です。
ブッシュ政権は自らの失敗をあまり隠さず、自らの苦境を正直に告白する「誠実な」政権です。ペンタゴンは繰り返し「これは永く苦しい戦いになる」と言い続けています。出征する兵士たちには「楽勝だよ」と言っておきながら、後になって「読みが甘かった。申し訳ない。だが、引くわけにはいかないのだ。犠牲を恐れず、崇高な勝利を目指して頑張ってほしい」などと、恥をしのんで懇願しているのです。
ようするに、自分で自分の面目をつぶしながら、実利(政治的強権と、一部特権階級の経済的利益)をチャッカリ手に入れる「狡猾な」政権でもあるわけです。
案山子さんも見抜いておられるように「イラク内戦化の危機」は意図的に誇張された「危機」です。反ブッシュ勢力は、これをブッシュ政権への攻撃材料として誇張しますが、一方のブッシュ政権側も「イラクは内戦前夜」という認識を世論に植え付けようとしています。
アスカリ聖廟爆破事件は、本格的な内戦への引き金になるような事件ではありませんが、マスコミはこぞって「重大危機」を吹聴し、ブッシュ政権首脳部は深刻ぶった憂い顔を「正直に」晒して見せています。混乱は比較的短期間で沈静化するでしょうが、今回の騒動は「イラクが一触即発」という印象を世界に与え、中東軍事介入の長期継続を狙うブッシュ政権に対して、世論の「追い風」となるでしょう。
本格的な内戦化は、ブッシュ政権にとって、必ずしも有利ではないかも知れませんが、内戦化の危機がくすぶり続ける状況は、ブッシュ政権の望むところでもあります。これは、ちょうど「テロ勢力が世界中で手のつけられないほど活性化するのは困るが、世界中からテロの脅威がなくなってしまうのは、もっと困る」という、米英指導層の心境とシンクロしているのです。
これは メッセージ 88208 (oxnardnokakashi さん)への返信です.
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