対イラク武力行使

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悩ましいアラブ

投稿者: bakayuumongabakajyai 投稿日時: 2006/01/25 04:18 投稿番号: [87318 / 118550]
サドル氏がイランに何かあったときには必ず参戦するとかなんとかイラン指導部に取り入っていたらしいが、アラブの悩ましい問題が実際このイランの核濃縮問題に対する対応だろう。安保理に付託された場合、ロシア中国と米英仏の駆け引きになると思われ、現実的には妥協点の模索、一致を巡り査察を受け入れる変わりに原発建設を容認する公算が強いかと思われるが、交渉の如何においては流動的な事体も予想される。とくにイスラエルの出方が今後の焦点になってくるが、イランが核を持つことは公式には原発とはいえ、アラブ民族という観点からするとペルシャ人との長い歴史的な確執もあり、おいそれと受け入れるわけにも行かず、さりとてスンニ派政権の多いアラブ人国家の中には広範囲に渡り、シーア派が存在しており政治参加を虎視眈々と狙っている国内事情もある。イラクのように国体はあくまでイラク人の政権主体が何の宗派であれ国外の他民族国家の影響下に置かれないとイランよりのジャファリらと一線を画してきた土着的シーア派のサドルでさえ、イランに行けばシーア派の同じ矜持として、イランの核保持にむしろ積極的に賛意を口にすることをみても、他アラブ国のシーア諸派がイランのシーア派への宗派的熱情を重ねることは充分に予想できることであり、受け入れがたい事体ではあるが、もしこれにイスラエルが介入してくると途端にそうはいかなくなってくる。

イスラエルが非公式に核を保有していることは公然の秘密だが、対イスラエルとしてこれに決しようと励んでいた者こそサダム・フセインであったことは周知だが、これは潰えた。イランは非アラブ国家ではあるがシリアとは非常に関係を構築させていて、湾岸戦争以後、サウジとも関係の修復に成功しているし、レバノンのヒズボラに影響力行使もある。シリアは最近ではイランへの接近がこれまで以上に強くなってきており、悪の枢軸には含まれてはいないもののアメリカがテロ指定国家と名指していることもあり、当面イラン寄りに傾斜せざるをえないだろうが、スンニ、シーアの対立こそあれイスラムの兄弟という側面に立てばサウジやヨルダンもイランへのイスラエル攻撃がもしあれば黙っているわけにもいかず、苦しい選択を考慮せざるを得ないかもしれない。エジプトでは名ばかりとはいえ、民主化の余波を受けて議会選挙が実施され無所属という立場ではあれ、多くのイスラム原理主義者が当選している。パレスチナでもファタハの汚職があまりにも酷いのと、アッバス政権がイスラエルに妥協しすぎるとの理由でハマスが伸張した。レバノンでも依然としてヒズボラは一定の影響を持ち続けており、ヨルダンでもサウジでも米国寄り政権に対する潜在的不満はある。

ここで勘違いしてはならないのは、と同時にアメリカに対する親近感も存在していることである。とはいえ、容易にこれが親アメリカの民主政権に繋がらないのは為政者が反イスラエルやアメリカを自らの政治的欲望の為に利用しているだけでないことはアメリカ自体の拙劣で幼稚な政策を見ればことごとくアメリカのとっての好機を台無しにしてきたことは明らかでもある。

さてパレスチナ選挙ではハマスが勢いを増しているが、欧米ではハマスが第一党をとった場合、交渉相手とみなさないという見解をだしているらしいが、これはおかしいのではないか。選挙が民主的手続きに基づいて行われたことは疑う余地の無いことであり、投票の結果いかなる人が選ばれたとしてもこれを他国が政治的判断によって峻別するというのは恣意的以外の何者でもなく民主の名に違う行為であるという他はない。
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