Re: 「自爆テロリストの正体」国末憲人③
投稿者: bonno_216 投稿日時: 2006/01/17 03:48 投稿番号: [87049 / 118550]
面白い論説紹介、ありがとうございました。中でも<第七章;劣等感がテロリストをつくる>は、非常に示唆豊かで、見ようによっては「アメリカン・カルト」への皮肉と見紛う部分がありますね。
この論説では「テロ組織」を独立した運動組織として見るのではなく、「個人的失敗を暴力であがなう『悲しき』テロリストたち」と、「その暴力を政治的に利用し、自己の経済的利益や権力の拡大を目論む『狡猾な』教祖たち(もしくは権力者たち)」を暗に対比させています。そして恐れるべきは彼らの教義ではなく、彼らを暴力へと誘う手法である…と喝破しているように思えます。
さらに、その「手法」は私たちの身近に…そう、たとえば軍隊の訓練や好戦的なオピニオンの論調からも見つけ出すことが容易だと気付きます。
「全てを『純粋なもの』と『不純なもの』に二分割」は、まさにブッシュ政権の「戦争宣伝手法」ではなかったか?
「『私達』でない者はみんな『敵』とされる」もしかり…。「理想化された組織に加わっていることは、一種の選民意識としてメンバーに染み付いてくる」などは、まるで「正義の味方」を気取る誰かさんを意識しているかのようです(笑)。
「自爆テロの実行犯とイスラム教との間には実は何の関係もないかもしれません」を、「犠牲的精神で『対テロ戦争』に従軍する若き兵士たちと、民主主義および世界平和の間には、実のところ何の関係もないのかもしれません」に読み替えれば、戦争の構図に新らたな視点を見いだせるのではないか…とも思えてくるのです。
これは メッセージ 86998 (imonoyamashotengai さん)への返信です.
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