「イラクの〝頭脳〟国外流出続く」(NHK)
投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2005/12/24 21:07 投稿番号: [85941 / 118550]
(2005.12.21)NHKニュース10
「深刻なのが人材不足です。
とりわけ医師や教師など、専門的知識を持つ人達が、
米主導の国造りに反対する武装勢力からテロの標的とされ、
国外に脱出しています。
バグダッド中心部のこの病院でも医師達が相ついで辞めています。
家族の安全を思うと直ちに出国したいと話していました。
『治安の回復は容易ではなく、時間もかかる。
新政府になっても何も変わらないだろう』
人材の不足は治安部隊の指導者、水道や電気の技術者など
あらゆる分野に及んでいます。
選挙という政治プロセスの最大の山場を乗り切ったものの、
肝心の国造りを担う人材が足りなくなっているんです。
隣国シリアの首都ダマスカス
郊外に開いた新しい私立大学の開校式典
大学の教授陣70人の内、50人がイラク人です。
いずれも欧米の大学に留学して、博士号を取得したエリート達です。
『我々の力を結集してシリアの地で新たな大学を立ち上げることができた』
(サアドゥーン学長)
大学を立ち上げた学長のサアドゥーンさんは、
イラクを代表する法律学者です。
イラク有数の国立大学の学長でした。
そのサアドゥーンさんがイラクを去ったのは一昨年の秋。
フセイン政権崩壊後、政権寄りとみなされ、大学を追われました。
更にイラクでは大学教授らが殺害される事件が頻発。
サアドゥーンさんも息子を武装勢力に一時誘拐され、
祖国を去る決意をしました。
『今のイラクは完全に無秩序です。治安は最悪で自由もありません』
(サアドゥーン学長)
新しい大学の定員四百人はすぐに埋まりました。
シリアで初めて全ての授業を英語で行うとあって、
学生の人気を集めています。
『イラク人の教授はとても優秀だと評判だから志望しました』
シリア高等教育相の大学視察
シリア政府もこの大学の新設を歓迎しています。
イラクの有能な人材を確保できる絶好の機会とみているのです。
開校の許認可の手続きを異例のスピードで進めるなど
全面的に支援しています。
『こうした大学の受け入れによって我が国の教育レベルを上げていきたい』
(ムルタダ高等教育相)
『イラクにいるほとんどの学者は安全な場所を求めています。
優秀な学者はどの国でも能力を発揮できます』
(サアドゥーン学長)
イラクの頭脳とも言える人々が祖国を去って、国外で定着し始めています。
イラクの新しい国造りを担うべき人材の流出に歯止めがかかりません」
これは メッセージ 85930 (imonoyamashotengai さん)への返信です.
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