イラク軍とイラク憲法 3
投稿者: masajuly2001 投稿日時: 2005/12/08 18:00 投稿番号: [85342 / 118550]
CPAのブレマーくんが「イラクへの主権委譲」と称して、あわててイラクを逃げ去ったのは昨年の6月末だっただろうか。その時点ですでに、占領を続けるには、国内対立を煽るしかないというのが米国の見方だっただろう。サドル派の懐柔が図られ、スンニ派地域に絞った爆撃が行われて、1月の議会選挙以降は何件もの暗殺・拉致が表面化している。
この間のブッシュくんの演説で目新しいことと言えば、民主化拒否派という形でスンニ派レジスタンスを敵と定義したことだろう。レジスタンスがアルカイダ勢を追いつめ、正式な政府に引き渡してもよいと提案したにもかかわらず、米国は受け入れなかった。つまり、ブッシュくんは、イラクに限っては、対テロ戦争ではなく、民主化反対勢力との戦争というように枠を広げたわけだ。ラマディなどの現在のスンニ派地域への爆撃を含めて、レジスタンス勢力ははっきりと米国のメッセージを受け取ったに違いない。ハリルザド大使の発言などは、分裂・懐柔のための口先だけというわけだ。
問題は、ブッシュくんのいう「民主化反対勢力」が小さな勢力であればいいのだが、軍事的には、暫定政府の民兵を主体としたイラク軍よりはるかに強力に見えることだ。そして、地元の人間も8割以上が反占領を支持していて、レジスタンスの裾野は広い。昨日か今日だったか、アルカイダのザワヒリも中東の石油施設を攻撃するように訴えていたが、もし米国が現在のように宗派間の対立を煽る、あるいは黙認する姿勢をとり続け、言い替えれば、内戦の一方の当事者に肩入れして、内戦になった場合、どうなるのだろうか。石油とか周辺諸国への影響を考えると、ブッシュくんはとんでもない賭をしていると思える。
これは メッセージ 85321 (masajuly2001 さん)への返信です.
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