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「中国農民調査」陳桂棣・春桃(文春)③

投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2005/12/05 02:36 投稿番号: [85237 / 118550]
「農民の負担軽減は、一方で県、郷の財政を圧迫した」
県・郷は早期退職やリストラを行ったりして、
人件費を削減し、あらゆる経費を削減しようとした。
村の合併、学校の合併、行政組織の合併も行った。
農村でも、高付加価値の作物栽培等にも努力もした。
しかし、無理なものは無理だった。
「負担の軽減と財政のバランスを考えていない」
「改革の一環として、農村教育事業付加費と教育付加費が廃止されたが、
  かといってこれを補う資金が投入された訳ではなく、農民の負担を減らしは
  したものの、農村の義務教育は空前の危機に見舞われてしまった」
「税費改革後、郷鎮レベルの税収は三割以上のダウン、
  村レベルでは七、八割のダウン」
「県や郷の党委員会等の幹部らは1900万人、
  村や組レベルの幹部が2300万人、その給与が年間2500億元以上」
「負担は減ったが、先生は食えない、俺達の子供は勉強できなくなった」
中国の義務教育である小中学校は無償ではなく、有償。
その財源がなくなったので、教員への給与支払いは滞った。
そもそも義務教育という以上、国家が負担すべきだと思うのだが、、
「1956年から1980年の間に、国は農業品と工業製品との価格差を通して、
  農民から一兆元を奪っているのだ。更に改革解放以後、食糧買い上げ価格が
  市場価格より低く抑えられ、更に多くの農民から奪っている」

  何開蔭は
「この税費改革方案の最大の欠点は、
  収入を増加させるシステムが組み入れられていないことだ」
「重大な改革の目標は、農村の計画経済を市場経済に転換すること」

「国はもう一度革命を行って農民を解放し、農民を都市へ移動させて農村人口を
  減らし、都市住民になれる希望を持てるようにすることだ」
「都市と農村の巨大な格差の為に、農民達が先祖代々自分の命と思って守って
  きた土地が、彼らにとって『負担』に変わった。耐えかねた農民は故郷を捨て
  阻もうとする都市の人為的なバリケードを突き破り、
  巨大な人口潮流となって各地の都市になだれ込んできた。
  都市に流れてきた農民の圧倒的多数は、都会の片隅に寄生している。
  彼らは都市住民が享受している所得保障や医療保険、
  住宅手当といった社会福祉には入れてもらえない」
「残業しても残業手当てはなく、健康を害し、命の危険のある仕事をしても、
  最低の労災保険もありはしない。人にだまされてただ働きさせられる人も多い
  仕事の為にケガを負ったり病気になったり、身体障害者になったりしたら、
  追い出されて使い捨てされる。乞食になり、売春婦になり、麻薬に手を
  出したり、麻薬密売の犯罪者になったり、悲惨な末路をたどる人もいる」


  臨泉県白廟鎮王営村:投獄され、党籍剥奪され、北京へ直訴したリーダーで
ある王俊彬。彼は党籍を回復し、村の党支部長になっていた。
その王氏が、村人から不正を訴えられている。訴えた農民を警察を使って
逮捕している。暴力的に税を取り立てている。
「今の中国の農村に残る旧体制は、「底無し沼」のように、
  一旦はまったら最後、人間を変えてしまうのだろうか」

地方幹部の不正を何年も訴え続け、苦心惨憺、ついに不正を正した者が、
今度は新たな農村の独裁者となる。
三農改革が進まないのは、地方の一部悪質幹部の所為だというのは、
一面的で誤りだ。
構造的な問題、国家の根幹に関わる本質的な問題だ。

農村部からの収奪による国家資産を、都市部の開発に優先的に振り向け、
都市部と農村部との格差は年々広がるばかりだ。
一億を越す農村部の余剰労働力は、都市部へと民工潮として溢れ出し、
戸籍差別により、低賃金で社会保障も一切ない。
これこそが、中国の脅威の国際競争力の真相だ。

しかも農民はもはや従順に従うだけの存在ではない。
21世紀現代の情報化社会の恩恵は彼らにも及んでいる。
農民は次々と立ち上がっている。
中国の伝統である易姓革命が再現する実在的可能性が存する。
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