対イラク武力行使

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Re: イラク占領は目的ではない(1)

投稿者: bonno_216 投稿日時: 2005/11/22 17:23 投稿番号: [84756 / 118550]
>何度も同じ事をいうようですが、アメリカはイラクを支配しよう
>としていません!

  「しようとしている」んじゃなくて「している」んですよ。あなたも言及されましたが、米国は、もともとイラクにあった政治的インフラを破壊し、占領当局の任命による暫定政府を作り、連邦制の基本法を押しつけました。選挙にあたっても、もともとあった国連の食糧配給名簿を破棄し、占領軍政下で新たに有権者登録を行った上、スンナ派住民地区で大規模な軍事行動を起こし、該当住民の政治参加を妨害しました。さらに、旧支配政党であったバース党を選挙の選択肢から排除し、国内に支持基盤を持たない亡命イラク人達を政権の中枢に据えたのです。ジャーファリ氏やタラバニ氏が「親米であるか否か」は関係ありません。彼らは米英の支配に抵抗できる実力を持ち合わせていないのですから…。

  だいいち、なんの権力も持ち得ない「政権リーダー」達が「民主的」に選ばれたなんてことに何の意味があるのでしょう?   それは小学校のクラス委員を学級選挙で選ぶようなものです。学級運営の全権限が校長と担任の教師にある以上、単に多数決で学級委員を選んだというだけで「民主的」な学級だとするなら、これはお笑いですよね。小学校のクラスなら、児童に学級運営権がなくても問題ありませんが、国家運営で国民に運営権がないのは大問題です。

  首都に大軍を駐留させ、新生国軍の訓練と管理を一元的に支配し、イラクの全省庁に米国人顧問をあてがい、政策決定の全プロセスを監視・監督する米国大使館は、事実上イラクの政治を支配しています。前述のように、国内に支持基盤を持たないジャーファリ氏やタラバニ氏では、この圧倒的支配力に抵抗できません。学級委員長が校長や担任の決定に文句を言えないのと同じなのです。米国は武力で国家主権を踏みにじっておきながら、「民主的」な選挙と吹聴するなんて、これまたお笑いではないですか。

  現実に、今現在、イラクの政治が米英によって支配されているという認識がなければ、「民主化」という政策そのものが意味を成しません。政治を支配せずに、どうやって「民主化」できると言うのでしょう?   また同様に、その認識がなければ「反占領」という運動も意味を成しません。ブッシュ政権が「イラクの民主化を推進する」と宣言している事実や、反占領勢力が米軍を自分たちの町から放逐しようと攻撃を繰り返している事実は、現時点で米英がイラクを「占領」しているという、明白な事実を裏付けているのです。現実に「占領」しているのに「占領支配する意志はない」なんて言うのは、矛盾だらけの欺瞞です。同じ欺瞞なら国連のように「占領状態の速やかな解消に向けて努力している」とでも言う方がいくらかマシです。
(つづきます)
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