Re: イラク占領は目的ではない(2)
投稿者: bonno_216 投稿日時: 2005/11/22 17:23 投稿番号: [84757 / 118550]
(つづきです)
ブッシュ政権の言う「民主化」は、民主主義先進国家の米英が、非民主主義後進国家のイラクを占領し、イラクの政治体制を作り直すということです。作り直された政治体制がイラクの人々にとって好ましいものであるか否かは関係なく、そうした政策が「侵略」であり「支配」であることは自明なのです。案山子さんは「米英の侵略が、米英の国家エゴから行われたものではなく、イラク人や全世界の人々にとって好ましい社会を実現させる崇高な目的から行われたものであるから、『侵略』とか『占領』などというマイナス・イメージの用語は不適当だ」とおっしゃりたいのでしょうね?
しかし、たとえどんな崇高な目的を持っていたとしても「侵略」は侵略であり、「占領」は占領です。さらに、世界中の誰もが、その「崇高な目的」を信じなくてもよい権利を持っています。もし、米英のイラク侵攻が「侵略」とか「占領」などというマイナス・イメージで語られなくなる日が来るとすれば、それは、ブッシュ政権の掲げる「崇高な目的」が完全に達成された時でしかないでしょう。しかし、世界中のほとんどの人が、さらには米国人の3分の2が「そんな日は来ないだろう」と考えています。国際的な支持を得られなかった故に挫折した「崇高な事業」は、誰も「崇高」だと認めませんし、挫折した責任は、その「崇高」さを理解しなかった人々にあるのではなく、「崇高」さを理解させられなかった、事業推進者にあるのです。
イラク戦争を収益事業に、そして、支持を投資に置き換えれば、イラク戦争はもはや投資を集められない「失敗した事業」と言うことが出来ます。もちろん、投資が集まらない=収益の上がらない…ではありませんから、これから先、なんらかの奇跡が起きて、イラク戦争が再評価される日の来る可能性も残されています。その時になれば、誰もが案山子さんの主張を「正しかった」と認めるでしょう。しかし、今現在「失敗しつつある」と認識されている事業を「必ず成功する」と力説してみたところで、誰が信じると言うのでしょう? いわんや「投資が集まらなかったから失敗した。失敗したのは投資を渋ったり、『失敗するぞ』と宣伝したバカサヨ・メディアのせいだ」と愚痴っても無意味です。
あなたが、イラク戦争の「正しさ」を証明しようと思われるなら、米国世論や国際世論の支持をアテにせず、イラク戦争を成功に導くしか方法がありません。歴然たる「侵略」を「民主化政策」というプラス・イメージの用語に置き換えてみても、もはや「支持者離れ」を止めることは出来ないのです。
イラク戦争は「間違い」であっただけでなく、「失敗」だったという認識が必要です。「間違い」であっても「成功」していれば、人は「正しい」と評価してくれたかも知れませんが、たとえ「正し」かったとしても「失敗」であれば、人は「間違い」だったと評価します。そして、成功するか失敗するかは、人が正しいと評価するか、間違っていると評価するかに大きく依存します。循環理論のように見えますが、論争というのは所詮、そういうものです。ここでウダウダと反戦論者に悪態をつくよりも、起死回生の一手を考えだして、ホワイトハウスに政策提言するというのが、あなたの採るべき道だと、私は思うのですが、、まぁ、よけいなお節介ですね。失礼しました。
(おわります)
ブッシュ政権の言う「民主化」は、民主主義先進国家の米英が、非民主主義後進国家のイラクを占領し、イラクの政治体制を作り直すということです。作り直された政治体制がイラクの人々にとって好ましいものであるか否かは関係なく、そうした政策が「侵略」であり「支配」であることは自明なのです。案山子さんは「米英の侵略が、米英の国家エゴから行われたものではなく、イラク人や全世界の人々にとって好ましい社会を実現させる崇高な目的から行われたものであるから、『侵略』とか『占領』などというマイナス・イメージの用語は不適当だ」とおっしゃりたいのでしょうね?
しかし、たとえどんな崇高な目的を持っていたとしても「侵略」は侵略であり、「占領」は占領です。さらに、世界中の誰もが、その「崇高な目的」を信じなくてもよい権利を持っています。もし、米英のイラク侵攻が「侵略」とか「占領」などというマイナス・イメージで語られなくなる日が来るとすれば、それは、ブッシュ政権の掲げる「崇高な目的」が完全に達成された時でしかないでしょう。しかし、世界中のほとんどの人が、さらには米国人の3分の2が「そんな日は来ないだろう」と考えています。国際的な支持を得られなかった故に挫折した「崇高な事業」は、誰も「崇高」だと認めませんし、挫折した責任は、その「崇高」さを理解しなかった人々にあるのではなく、「崇高」さを理解させられなかった、事業推進者にあるのです。
イラク戦争を収益事業に、そして、支持を投資に置き換えれば、イラク戦争はもはや投資を集められない「失敗した事業」と言うことが出来ます。もちろん、投資が集まらない=収益の上がらない…ではありませんから、これから先、なんらかの奇跡が起きて、イラク戦争が再評価される日の来る可能性も残されています。その時になれば、誰もが案山子さんの主張を「正しかった」と認めるでしょう。しかし、今現在「失敗しつつある」と認識されている事業を「必ず成功する」と力説してみたところで、誰が信じると言うのでしょう? いわんや「投資が集まらなかったから失敗した。失敗したのは投資を渋ったり、『失敗するぞ』と宣伝したバカサヨ・メディアのせいだ」と愚痴っても無意味です。
あなたが、イラク戦争の「正しさ」を証明しようと思われるなら、米国世論や国際世論の支持をアテにせず、イラク戦争を成功に導くしか方法がありません。歴然たる「侵略」を「民主化政策」というプラス・イメージの用語に置き換えてみても、もはや「支持者離れ」を止めることは出来ないのです。
イラク戦争は「間違い」であっただけでなく、「失敗」だったという認識が必要です。「間違い」であっても「成功」していれば、人は「正しい」と評価してくれたかも知れませんが、たとえ「正し」かったとしても「失敗」であれば、人は「間違い」だったと評価します。そして、成功するか失敗するかは、人が正しいと評価するか、間違っていると評価するかに大きく依存します。循環理論のように見えますが、論争というのは所詮、そういうものです。ここでウダウダと反戦論者に悪態をつくよりも、起死回生の一手を考えだして、ホワイトハウスに政策提言するというのが、あなたの採るべき道だと、私は思うのですが、、まぁ、よけいなお節介ですね。失礼しました。
(おわります)
これは メッセージ 84756 (bonno_216 さん)への返信です.
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