対イラク武力行使

Yahoo! Japan 掲示板トピックビューアー

[ << 最初のページ | < 前のページ | メッセージリスト | 掲示板表示 | [ メッセージ # ] | 次のページ > | 最後のページ >> ]

米CIA工作員情報漏えい問題の背景2

投稿者: zakgokzugok0081 投稿日時: 2005/11/11 01:09 投稿番号: [84375 / 118550]
〜機密漏洩事件の3番目の層は「開戦前からニセモノと分かっていたニジェールウラン契約書の問題を、なぜ今になってスキャンダルにするのか」ということに関係している。

  ニジェールウラン契約書の件は、イラク侵攻前から米英の新聞に出ていた。米議会の議員らは皆、この件を簡単に知ることができたはずだ。しかし当時は皆、この件に知らんぷりをして、挙国一致でブッシュのイラク侵攻に賛成していた。

  それはおそらく「米軍はイラクで快勝し、簡単に親米政権を作れる」という、当時のウォルフォウィッツ国防副長官らネオコンの主張を信じていたからだろう。当時のアメリカの好戦的な世論の中では、政治家は、快勝できる戦争に反対すると、後で政治生命を失うことになりかねなかった。

  だがその後、予想に反してイラクは泥沼化し、アメリカの財政は逼迫し、戦死者は増え続け、ブッシュ大統領に対する支持率も下がり続けている。戦死を恐れて米軍に志願する人が減って新兵募集も滞っているのに、イラクの状況は好転せず、米軍は、開戦時よりも多い16万1千人をイラクに駐屯させざるを得ない状況だ。(関連記事)

  与党共和党内には、早期撤退を望む声が広がっている。その一方で、ブッシュ大統領は「何が何でもイラク占領を成功させて歴史に名を残す」と決意しているらしく、ゲリラが強い今の状況下で撤退計画を立てることを拒否している。(関連記事)

  そのため、イラクの泥沼化がひどくなってきた今春以降、共和党内では、ブッシュを追い詰め、イラク占領に対する態度を変えさせて早期撤退を実現したいと考える勢力が増えている。おそらくこの勢力は、今回の機密漏洩スキャンダルをなるべく大きな事件にしようと、特別検察官を後押ししている


〜ブッシュが「強硬派」「右派」なので、これに対抗し、共和党内でイラクからの早期撤退を求めている勢力は「穏健派」「中道派」と呼ばれている。共和党の穏健派は、アメリカの軍事力や経済力、国際的な威信が、イラク戦争によって自滅的に削がれていることに歯止めをかけ「世界最強のアメリカ」を何とか維持することが目的である。

  だが、イラクからの撤退は上手に行わないと、ベトナム戦争の「サイゴン陥落」のように、アメリカの威信を失墜させ、世界の反米勢力を活気づけ、ドル暴落などを引き起こす事態になりかねない。

  アメリカがイラクから上手に撤退するためには、イラク国内の武装した諸勢力が米軍の撤退に乗じないよう、イラクの周辺諸国に頼んでコントロールしてもらう必要がある。イラクのシーア派はイランの支援を受けているし、スンニ派はサウジアラビアやシリアの言うことなら聞く。アメリカが上手に撤退するには、イランやシリアとの関係改善が必要である。共和党の穏健派は、秘密裏にシリアに代表団を派遣し、この件について話し合ったりした。(関連記事)

  ところがホワイトハウスのブッシュ大統領やライス国務長官は、こうした穏健派の動きを阻止するかのように、シリアやイランに対し「次はお前たちを潰す」と言っているに等しい敵対的な態度をとり続けている。

  今後、ホワイトハウスの中枢にスキャンダルが及び、ブッシュ大統領は窮地に陥り、事件の摘発を推進する共和党穏健派と折り合いをつけるため、イラクから撤退せざるを得なくなるかもしれない。しかし、それまでにシリアやイランとアメリカの関係が改善されている可能性は低い。スキャンダルの結果、来年あたりに米軍がイラクから撤退するとなると、アメリカにとって「サイゴン陥落」以来の屈辱的な展開になりかねない。

  しかも、米軍撤退後のイラクでは、シーア派に対するイランの、スンニ派に対するシリアの影響力が強まることは必至だ。アメリカは、イラクに侵攻したことにより、この地域の人々を前より反米にしてしまい、石油利権も失うことになる。

  以上の3番目の深層からすると、機密漏洩事件は、ブッシュを追い詰めてイラクから撤退させるために、共和党穏健派が糸を引いていると思われるが、穏健派が思っているような上手なイラク撤退は、現状では難しい〜

〜機密漏洩事件の4番目の深層は、このスキャンダルが「ネオコンの罪を暴く」という様相を呈していることである。

  ネオコン(新保守主義派)とは、イスラエルの右派(リクード右派)のアメリカ支部ともいうべき勢力で、イスラエルのためにアメリカの政策を動かす人々である。今回起訴されたルイス・リビーのほか、国防副長官だったポール・ウォルフォウィッツ(現・世界銀行総裁)、国防次官だったダグラス・ファイス(イスラエルのロビー団体AIPACが絡んだスパイ疑惑で辞任)、国務次官だったジョン・ボルトン(現・国連大使)、国防政策委員長だったリチ
[ << 最初のページ | < 前のページ | メッセージリスト | 掲示板表示 | [ メッセージ # ] | 次のページ > | 最後のページ >> ]

Yahoo! Japan 掲示板 アーカイヴ

[検索ページ] (中東) (東亜) (捕鯨 / 捕鯨詳細)