対イラク武力行使

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(続)ローブ・ゲート:黙秘権無効の理由

投稿者: GivingTree 投稿日時: 2005/07/13 12:37 投稿番号: [74926 / 118550]
原典英語メディアにばかり目をやっていたら、朝日がCNNと提携して提供するCNN.co.jpに「ローブ・ゲート」について非常にわかりやすくまとめてある日本語記事がありました。その中に、なぜ黙秘権が適用されないかについて、その理由を示唆する記述がありました。

◇   ◇   ◇

http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200507120007.html

この問題を取材していたニューヨーク・タイムズ紙のジュディス・ミラー記者は、連邦大陪審に証言と証拠提出を拒否したため、法廷侮辱罪で収監された。同様に証拠提出を求められたタイム誌のマシュー・クーパー記者は、情報源が「大陪審に証言していいと許可をくれた」ため情報源秘匿の義務から解除されたとして証言し、収監を免れた。

◇   ◇   ◇

つまり、先ほど提示した修正第五条の例外規定が今回の件については適用されたがゆえ、連邦大陪審(grand jury)に対する証言提出を拒否した罪で収監されたと、こういう運びではないでしょうか。

http://www.law.cornell.edu/constitution/constitution.billofrights.html
> unless on a presentment or indictment of a grand jury

ただ、厳格にこの規定を解釈すると、「大陪審における陳述の場、あるいは大陪審によって起訴された場合は、この限りではない」ということなので、今回は、「記者が容疑者として大陪審に起訴された」あるいは「記者が大陪審の審理の場で証人として陳述を拒否した」ということではないため、今回の証拠提出拒否を理由に、修正第五条の例外規定を適用して法定侮辱罪とするのは、さすがに無理がありますね。むしろ、修正第五条は記者たちの黙秘権を擁護する働きをする筈でした。

結局は、大陪審独自の裁判所規定と、修正第五条の例外規定とを混ぜ合わせた解釈によって、「法廷侮辱罪」というちょっと苦しい収監理由が作られたのではないですかね。そうであれば、あらゆるメディアが抗議するのも十分理解できますね。
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