最終的には発話者本人に問いあわせる
投稿者: ce_que_gagnent_les_ecrivains 投稿日時: 2005/07/05 10:35 投稿番号: [74382 / 118550]
のがベストです。
この場合には問題のフィルムに出演したという元米兵インフォーマントに問いあわせることですね。
NHK取材班は当然、このインフォーマントがCGという用語で何を意味したかは把握しているはずです。把握していなければ、取材の意味をなしません。
しかしそれでもインフォーマントの発話した語の意味と、取材側の把握した意味とがずれていることはあり得るので、最終的には、発話者本人に確認することです。
私は出版翻訳を手がけた経験を持っていますが、どうしてもわからない場合には、著者本人に問いあわせる、というのは鉄則です。
用語にはそれぞれ話者の個人的なくせ、話者の属する社会的グループのくせ(方言なども含む)、などがありますので、辞書的な意味を知っただけでは対応しきれないことは常識です。
文学的な文章の場合、著者のくせは顕著にあらわれますが、そうではなくこのTVプログラムのようなノンフィクションの場合にもよくあります。
世間でおもわれているほど、語彙の意味というのは普遍的に保持されているわけではなく、ぶれが非常におおきいです。
よって、ここでいくら推論をかさねても、それはしょせん推論にしかなりません。むろん推論にも意義があることは否定しませんが。
また、当該インフォーマントにCGの意味を質問して、その結果意味が判明したとしても、それは当該インフォーマントが当該コンテクストにおいて語ったというだけにすぎず、事実がはたしてそのとおりだったかどうかは、わかりません。
すくなくとも同時に行動した元米兵複数インフォーマントに取材してみなければ、事実にある程度迫ることは不可能でしょう。
むろん、それでもなお、このような事柄にかんしては、関係者がいわゆる「口裏を合わせる」ことがあり得ますし、記憶違いもよくありますので、事実が完全に判明するとは、思えませんが。
どうも失礼いたしました。
これは メッセージ 74376 (tommy39dec3 さん)への返信です.
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