対イラク武力行使

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正義って・・・

投稿者: need2003jp 投稿日時: 2005/06/26 00:40 投稿番号: [73946 / 118550]
  案山子嬢のお決まりの言葉に、「正義は勝つ」という言葉がある。この言葉に、私は不安を感じてしまう。
  前々からいっているが、アメリカという国は、その形成がヨーロッパとは違う。ヨーロッパの画一した国家観を嫌って出来上がった国である。多くの人種が集い、いろいろな問題を抱えているが、それでも国家として運営がなされている。さまざまな差別を抱えながらも、国家的な枠組みだけでなく、異文化への寛容力が大きかったと思う。
  しかし、冷戦後のパワーバランスの変化は、アメリカを歪にさせていった。ゴルバチョフは、日本大学の講演で「ペレストロイカ」の成果を説きつつも、資本主義国に対しては、「勝者の病」に犯されているといった。私はこのフレーズに、案山子嬢の説く「正義は勝つ」という言葉こそ、その病の根源にあるのではないかと思った。
  マルクスは著書で、「心理はアヘンである」と説いた(それ以前に、マルクスも真理というアヘンに犯されていたが・・・)。普遍の正義は、まさに「アヘン」である。画一化された正義にの裏には、「他者への排除」が否応にも働く。アメリカのイラク戦争への道のりをみると、自らの正義を普遍のものと盲信し、面倒な交渉を避け、ほぼ独断に近い形で行動した・・・今でも、しこりが残っている。結果的にフセインは倒れたが、イラクではあちこちで武装勢力やテロが散発的に犯行を行い、復興も遅々として進んでいない。この武装勢力・テロとの排除の連鎖は、どこまで続くのだろうか?
  選挙はしたけど、政権の土台は脆く、いつ崩れてもおかしくはない。むしろ、将来のイラクを考えると、テロよりも危険な要素ではある。戦費も3500億ドルと、財政的な負担に加え、米国民も未だ、この戦争への疑念を抱いている。
  ある人はいった。「戦争とは、美しい仮面を被った、最も醜いものだ」と・・・戦後生まれであるが、私の父も言った。「俺は、戦前の政治家たちの戦時中の話は聞いたが、戦争なんて、ろくなもんじゃない。正義正義というが、結局のところ、一部の人間が得をするもんだ」
  正義とは・・・何か?私の友人はいった。
  「誰もが皆、自身の選んだ道を信じ生きる。たとえ正義など幻想とわかっていてもだ。そして、幾度となく自問を繰り返す夜を越え、時として自身をも裁き、迷い悔やみながら前へと進んできたのだ。皆、己自身と対峙し、今もどこかで戦っている。他者を悪人とすることでしか保てぬ正義とはわけが違う」
  「ならば問う、正義とは何か?」とたずねると、友人は笑った。
  「正直、わからぬ。俺も迷っている。だが、これだけはいえる。自らを完全無欠と盲信し、正義正義といって、自らのやり方をおしつける奴は、絶対に信用しない。イラクにおけるアメリカがいい例だ。まあ、アヘン中毒の症状に似てるかもな」と。
  今思う、9/11テロは何だっのたのか?テロの世紀の始まりか、グローバリズムへの問いか、それとも普遍化された正義への一石か・・・迷走は続く。
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