対イラク武力行使

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RE:どうも、よく理解できない表現(下)

投稿者: etranger3_01 投稿日時: 2005/06/23 21:31 投稿番号: [73830 / 118550]
最後に、この問題です。

●派遣隊員たちは本当に志願兵か?

>自衛隊員は志願兵だ。おそらくは、自らの意志でイラクという戦場に赴いたのだ。戦場に赴いた以上、死ぬかもしれないことは当たり前のことだと思う。そんな人間に対して「人的被害がなかったのは不幸中の幸いでした」というのが、どうもよく解らない。そういうレベルの問題かというか、言葉が軽すぎるというか?

そして、ここが認識が最も大きく異なる点ですね。

たしかに現在の自衛隊の規定では、隊員はあくまで「志願」という形で派遣への参加を申し出、「辞退」することも可能だという建前になっています。俺の知り合いのレンジャーには、実際に「志願」して順番待ちしている奇特な奴もいます。そんな人も、確かにいるでしょう。否定はしません。ただ、そういう人ばかりではないでしょう。

現に、今年の防衛大卒の人の大半は任官を拒否してると聞いう報道がありました。また、一時期盛り上がりを見せていた一般隊員の入隊も現在は減少傾向にあり、また自主退官する人も後を絶たないようです。下記参考URLの「士」の充足率の項目に注目してください。イラク戦争の真っ只中にあった昨年4月のデータでこれです。わずか76.9%です。

参考:機関別人員および充足率(JANJAN)
http://www.janjan.jp/special/0403/0403312665/1.php

現在の自衛隊は新たな防衛計画のもと、定員24万人を23万人に削減していますが、それでも「士」クラスの人員充足率が圧倒的に足りていない状態です。だからこそ自衛隊は、ちょうどイラク戦争がはじまった頃からあらゆる手を尽くして募集キャンペーンを行ったり、現在では年間に3本もの戦争映画に全面協力するなどしてイメージアップを図っているのでしょう。

そのような苦肉の策を労してまで隊員獲得に励んでいるというのに、本当にいまイラクにいる人たちは全て「志願者」たちなのでしょうか。俺はそうは思いません。実際の制度はともかくとして、隊内の厳しい規律と雰囲気は現代っ子の自衛隊を「すべり止め」程度にしか考えていなかった人たちには予想外だったでしょうし、まして憲法違反すれすれで海外の戦場に派遣されるなどという現実認識、彼らにはなかったでしょう。つまり俺にはどうしても、彼らの多くが本当に望んでイラクに派遣されているとは思えないのです。ここに、俺が「人的被害がなくてよかった」と思える所以があります。

つまり、俺は、彼らが望んで軍人になって、そして望んでイラクに派遣されているという前提ならば、それは彼らが望んだ道なんだし、死ももちろん覚悟の上なんだろうと、それなりにたかをくくることもできます。しかし、俺はこれまでの自衛隊に関する報道を追ってきているなかで、どうも彼ら派遣隊員が本当に望んでイラクに行っているとは思えないんです。だからこそ、国の勝手な方策によって当初あるはずもなかった海外派遣という形で戦場に自分たちが送り出されることに、彼らの家族も含めて、「国のために尽くせる」喜びなどよりは憤りややりきれなさのほうが大きいのではないかと感じているわけです。そう感じている俺にとって、彼らに「人的被害がなくてよかった」と安堵の息をつくのは、まったく自然な反応であり、同朋として当然の感情です。

《了》
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