レジスタンスと政党
投稿者: bonno_216 投稿日時: 2005/06/07 17:13 投稿番号: [73150 / 118550]
>レジスタンスというのは占領軍を相手取って、占領軍を追い出し
>その後自分達が成り代わって新しい独立国を作ろうという動きのこと
>だと私は解釈している。
私の解釈では、それは「政党」であって「レジスタンス」じゃありませんね。パルチザンやフランス・レジスタンスの歴史を見ても、レジスタンスが政党とは別個の運動であることが分ると思います。ド・ゴールは亡命政権「自由フランス」のリーダーであり、ペタンは半ばナチスの傀儡と化した「ヴィジー政権」の代表です。どちらもレジスタンスとは無関係だったのです。(むしろ、レジスタンス各派は自由フランスやヴィジー政権に批判的でした)
レジスタンスには政治信条もイデオロギーも政策も不要です。それらは占領下にあっては役に立たないものであるばかりでなく、抵抗運動の分裂を招き寄せます。フランスの「統一レジスタンス」も、極右から極左までの様々な派が、自分達の政治信条やイデオロギーに基づく闘争を一旦棚上げして、とりあえず「反占領」で結集した勢力だったのです。
イラクのレジスタンスも「政党」色を出さないで、幅広い結集を図る…という声明を出しています。「今後のイラクをどう運営するかについては、各派様々な思惑があるだろうが、自派のプランを有利に進めようとして、占領側と手を結ぶような一派は裏切り者だ。政策は独立が成し遂げられて初めて意味を持つのである。」
イラク・レジスタンスは宗派抗争、民族抗争、イデオロギー闘争を棚上げし、全ての反占領勢力に結集を呼びかけています。スンナ派であろうが、シーア派であろうが、クルド人であろうが、トルクメニスタン人であろうが、アイリッシュ人であろうが、イラクの独立を望む者であれば誰でも歓迎すると言うのです。
その意味では、サドル師も自身の政治信条を「主張するのは、占領が終わってからだ」と語り、神聖シーア派主導の新政権構想を封印しています。彼は取材に対して「個人としては、イスラム的な憲法の制定を望むが、それは国民が決めることだ」と言い切り、「シスタニ師の『政治的レジスタンス』は欺瞞に終わった」と批判しています。
解放後のイラクの体制を具体的に示せなければ、占領に抵抗すべきでないとは言えないでしょう。むしろ、自己の信奉する体制に固執すれば、占領に取り込まれるという、レジスタンス司令部の見解は達見であると思います。到達点は違っても、そこへ至る道筋に「占領解消」が避けて通れない共通の通過点であるなら、まずはそこまで一緒に行こう…というのが、レジスタンスの本質ではないでしょうか?
>その後自分達が成り代わって新しい独立国を作ろうという動きのこと
>だと私は解釈している。
私の解釈では、それは「政党」であって「レジスタンス」じゃありませんね。パルチザンやフランス・レジスタンスの歴史を見ても、レジスタンスが政党とは別個の運動であることが分ると思います。ド・ゴールは亡命政権「自由フランス」のリーダーであり、ペタンは半ばナチスの傀儡と化した「ヴィジー政権」の代表です。どちらもレジスタンスとは無関係だったのです。(むしろ、レジスタンス各派は自由フランスやヴィジー政権に批判的でした)
レジスタンスには政治信条もイデオロギーも政策も不要です。それらは占領下にあっては役に立たないものであるばかりでなく、抵抗運動の分裂を招き寄せます。フランスの「統一レジスタンス」も、極右から極左までの様々な派が、自分達の政治信条やイデオロギーに基づく闘争を一旦棚上げして、とりあえず「反占領」で結集した勢力だったのです。
イラクのレジスタンスも「政党」色を出さないで、幅広い結集を図る…という声明を出しています。「今後のイラクをどう運営するかについては、各派様々な思惑があるだろうが、自派のプランを有利に進めようとして、占領側と手を結ぶような一派は裏切り者だ。政策は独立が成し遂げられて初めて意味を持つのである。」
イラク・レジスタンスは宗派抗争、民族抗争、イデオロギー闘争を棚上げし、全ての反占領勢力に結集を呼びかけています。スンナ派であろうが、シーア派であろうが、クルド人であろうが、トルクメニスタン人であろうが、アイリッシュ人であろうが、イラクの独立を望む者であれば誰でも歓迎すると言うのです。
その意味では、サドル師も自身の政治信条を「主張するのは、占領が終わってからだ」と語り、神聖シーア派主導の新政権構想を封印しています。彼は取材に対して「個人としては、イスラム的な憲法の制定を望むが、それは国民が決めることだ」と言い切り、「シスタニ師の『政治的レジスタンス』は欺瞞に終わった」と批判しています。
解放後のイラクの体制を具体的に示せなければ、占領に抵抗すべきでないとは言えないでしょう。むしろ、自己の信奉する体制に固執すれば、占領に取り込まれるという、レジスタンス司令部の見解は達見であると思います。到達点は違っても、そこへ至る道筋に「占領解消」が避けて通れない共通の通過点であるなら、まずはそこまで一緒に行こう…というのが、レジスタンスの本質ではないでしょうか?
これは メッセージ 73142 (oxnardnokakashi さん)への返信です.
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