対イラク武力行使

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lonlontimagoさんへ

投稿者: bonno_216 投稿日時: 2005/04/20 17:41 投稿番号: [69138 / 118550]
>このあたりで読んでおくべき情報がありますか?
>ご紹介いただければ幸いです。

  UNSCOMの元主任査察官、スコット・リッター氏の監修でドキュメンタリーが制作されていて、日本でもNHK特集で放送されましたが、今その情報を即座に探しだすのは大変なので、とりあえず以下の解説を紹介しておきます。↓

http://www.smn.co.jp/insider/what/manuscript2/103.html

>私の目には、なぜ、クウェート侵攻という考えられない暴挙に出た
>政権が、そのまま野放しになるのだろうと素朴に疑問に感じられました。

  現代の国際法規では、戦争を「犯罪」だとは規定していません。日本のように憲法で交戦権を否定している特殊な例を除けば、戦争は国家主権の発動であり、外交の一部なのです。戦争の行為自体を「罪」として国や指導者を裁くという発想は、国家から見た上位機構が存在しない状況では存在しないのだと理解してください。これは、イラク戦争が国際法違反であっても、米国やブッシュ大統領を裁けないことと表裏一体を成します。(戦闘に於ける非人道行為やジュネーブ協定違反については、別途の審査機関がありますが…)
  国連憲章は「侵略戦争の禁止」を謳っていますが、侵略戦争を起こした国家に対する制裁は「再発防止」のために必要な最低限の処置に限られます。また、国連は「国際平和に対する脅威」を除去するために行われる、武力行使という選択肢を排除していませんが、政権転覆などの「国家主権侵害」は憲章の最大骨子であり、安保理決議でどうにでもなるようなものではありません。
  クウェート侵攻時、多国籍軍による武力行使の第一目的は「イラク軍を撤退させ、クウェートを解放する」ことであり、その他「地域の安全のために必要と思われる」軍事行動が容認されていましたが、占領や政権転覆までは認められてはいません。
  また、対クウェート賠償などの制裁処置は、2国間の協定に基づくものです。戦争は、あくまで「紛争」であって「犯罪」ではないってことですね。国家は現行の最上位機構であり「おとがめ」を課す機関はありません。国際法違反は、国際協調によって、違反国に対し外交上の不利益を与える(例えば経済制裁)…という対処がとられるだけなのです。

>結果的に、もっとよい方法があったのだろうかと思います。

  国際社会は複雑な利害関係が縦横に張り巡らされていますので、道義的な正当性が必ず良い結果を招くなどとは決して言えません。イラク戦争が違法、不当であっても、ひょっとしたら将来に良い結果をもたらすかも知れないのです。しかし、これはパピヨンさんにも言ったとおり「遠い将来からの見方を、時代の渦中に居る人間が正確に判断することは出来ない」のであり、私たちは「今」を間違えないように行動を選択することしかできません。戦争は起こってしまったのですから、今更「他に良い方法はなかったか?」と考えても答えは出ないでしょう。米国の軍事行動が善意であれ悪意であれ、起こってしまったことは元に戻せないのです。
  国際社会は今、可能な限り平和的に「占領状態の終了」が達成できるよう模索しているところです。そして、そのために一番重要なことは、占領勢力と反占領勢力の対話であろうと、私は思っています。米イラク合同軍による「レジスタンス掃討軍事作戦」を早急に止めさせ、対話のテーブルを用意すること…これが「今」を間違えないために、今から実施できる最善の対処ではないでしょうか?
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