>たとえば強制捜査など
投稿者: bonno_216 投稿日時: 2005/04/18 16:29 投稿番号: [69023 / 118550]
正直なところを言うと、私はイラクの「アルカーイダ・コネクション」や「大量破壊兵器」の有無を議論することほど、馬鹿げた徒労はないと思っています。なぜなら、これらの疑惑は実際の有無に関係なく、大衆心理操作の「プロパガンダ」であることが明白だからです。
イラクが大量破壊兵器を開発隠匿していようと、アルカーイダとコネクションを持っていようと、現実的に見れば、格段の「急迫的脅威」にはなり得ません。
だいたい「匿名のテロ攻撃」には、大量破壊兵器もアルカーイダ・コネクションも必要ありません。実際、911は「大量破壊兵器」を使ったテロではなかったし、イラクに限らず、米国と敵対する国家は「秘密工作部隊」を持っていますから、アルカーイダに協力を求める必要もないのです。つまり、それらの疑惑は通常のテロ警戒レベルを押し上げる要素ではないと言うことです。むしろ、高度な技術を要する化学兵器や生物兵器をテロに使用すれば「足がつきやすい」し、国際的に超有名で、監視の目も多いアルカーイダにテロを依頼すれば、それだけ露見する危険性が高くなります。また、国家存亡にかかわる「極秘作戦」を「敵の敵」だというだけの理由で、思想的にも相容れないイスラム原理主義のテロ組織に協力依頼するようなマヌケな反米国家は、まずないでしょう。「匿名のテロ攻撃」は「ローテク」&「ローカル」の2Lが必須なのです。ハイテクや国際ネットワークを使用して攻撃を行う場合は、一撃で相手の息の根を止めることを目的とした、大規模攻撃になりますので「匿名性」は重視されません。
本来、「アルカーイダ・コネクション」や「大量破壊兵器」の疑惑は、「匿名のテロ攻撃」による脅威と関連づけて語られるものではなく、前者は「911事件の解明と主犯の捕獲」、後者は「対イラク制裁の継続or中止」という問題に関わるものなのです。そして、そのどちらもが「武力攻撃」とはストレートにリンクしません。もし、イラクが大量破壊兵器を隠匿していたなら、それを廃棄させれば済むだけの話であり、アルカーイダ・コネクションがあるのなら、911事件への関与を問いつめ、関与した責任者を差し出させればよいだけの話なのです。ブッシュ政権も、そのことを重々承知していたはずですが、米国の元々の目的が「イラク攻撃」であり、「911の解明」や「大量破壊兵器の廃棄」ではなかったために、「大量破壊兵器による匿名のテロ攻撃」という非現実的な脅威をリンクさせることで、開戦への道筋をつける必要があったというわけです。
「匿名のテロ攻撃」という脅威は、慢性的かつ継続的な脅威であり、国際的な取り組みというよりは、国内の警戒、警備に重点が置かれるべき問題です。一方、「大量破壊兵器の開発隠匿」という脅威は、将来的かつ長期的な脅威であり、これには国際的な圧力を利用しながら、粘り強く廃棄を求めていくとともに「絶対に使用させない」監視体制を、国際協調の下で確立させる必要があります。
>強制捜査などできたらどうだろうかと思ったりします。
1441号決議に基づく査察は「無条件の受け入れ」を要求し、イラク側がそれに同意したため、実質上は「強制捜査」と言えるでしょう。また、イラク側は攻撃回避のために「米国査察団、2000人規模の立ち入り捜査を認める」とまで言っていましたが、米国は耳を貸さず、攻撃を開始しました。このことは、米国が「国連の査察効果を疑問視」していたのではなく、「いかなる査察も(強制捜査であろうが、米国の査察団によるものであろうが)無意味だ」と考えていたことを示しています。安保理事国中12カ国(賛成は4カ国)が武力行使に反対する中、あらゆる平和解決の手段を無意味だと断じ、ここまで強硬に武力攻撃を主張するためには、いわゆる「急迫的脅威」が必要になります。そこで「匿名のテロ攻撃」という、イラク問題とは何の関係もない架空の脅威がリンクしたのです。
イラク戦争を通じて、国際社会が直面せざるを得ないと明らかになった重要な問題は、小国の軍拡・暴発などではなく、大国の無原則な武力行使を制止する手段がない…ということです。国連にも国際社会にも、米国の軍事行動を止める実力はありません。私たちは世界規模の「軍事独裁」が始まったということを理解しなければならないでしょう。そして、圧倒的に強力な軍事力を背景とした独裁に対抗するためには、兵器による武装ではなく、非暴力・不服従の気概と、それを支える論理性が必要であると、私は考えています。
イラクが大量破壊兵器を開発隠匿していようと、アルカーイダとコネクションを持っていようと、現実的に見れば、格段の「急迫的脅威」にはなり得ません。
だいたい「匿名のテロ攻撃」には、大量破壊兵器もアルカーイダ・コネクションも必要ありません。実際、911は「大量破壊兵器」を使ったテロではなかったし、イラクに限らず、米国と敵対する国家は「秘密工作部隊」を持っていますから、アルカーイダに協力を求める必要もないのです。つまり、それらの疑惑は通常のテロ警戒レベルを押し上げる要素ではないと言うことです。むしろ、高度な技術を要する化学兵器や生物兵器をテロに使用すれば「足がつきやすい」し、国際的に超有名で、監視の目も多いアルカーイダにテロを依頼すれば、それだけ露見する危険性が高くなります。また、国家存亡にかかわる「極秘作戦」を「敵の敵」だというだけの理由で、思想的にも相容れないイスラム原理主義のテロ組織に協力依頼するようなマヌケな反米国家は、まずないでしょう。「匿名のテロ攻撃」は「ローテク」&「ローカル」の2Lが必須なのです。ハイテクや国際ネットワークを使用して攻撃を行う場合は、一撃で相手の息の根を止めることを目的とした、大規模攻撃になりますので「匿名性」は重視されません。
本来、「アルカーイダ・コネクション」や「大量破壊兵器」の疑惑は、「匿名のテロ攻撃」による脅威と関連づけて語られるものではなく、前者は「911事件の解明と主犯の捕獲」、後者は「対イラク制裁の継続or中止」という問題に関わるものなのです。そして、そのどちらもが「武力攻撃」とはストレートにリンクしません。もし、イラクが大量破壊兵器を隠匿していたなら、それを廃棄させれば済むだけの話であり、アルカーイダ・コネクションがあるのなら、911事件への関与を問いつめ、関与した責任者を差し出させればよいだけの話なのです。ブッシュ政権も、そのことを重々承知していたはずですが、米国の元々の目的が「イラク攻撃」であり、「911の解明」や「大量破壊兵器の廃棄」ではなかったために、「大量破壊兵器による匿名のテロ攻撃」という非現実的な脅威をリンクさせることで、開戦への道筋をつける必要があったというわけです。
「匿名のテロ攻撃」という脅威は、慢性的かつ継続的な脅威であり、国際的な取り組みというよりは、国内の警戒、警備に重点が置かれるべき問題です。一方、「大量破壊兵器の開発隠匿」という脅威は、将来的かつ長期的な脅威であり、これには国際的な圧力を利用しながら、粘り強く廃棄を求めていくとともに「絶対に使用させない」監視体制を、国際協調の下で確立させる必要があります。
>強制捜査などできたらどうだろうかと思ったりします。
1441号決議に基づく査察は「無条件の受け入れ」を要求し、イラク側がそれに同意したため、実質上は「強制捜査」と言えるでしょう。また、イラク側は攻撃回避のために「米国査察団、2000人規模の立ち入り捜査を認める」とまで言っていましたが、米国は耳を貸さず、攻撃を開始しました。このことは、米国が「国連の査察効果を疑問視」していたのではなく、「いかなる査察も(強制捜査であろうが、米国の査察団によるものであろうが)無意味だ」と考えていたことを示しています。安保理事国中12カ国(賛成は4カ国)が武力行使に反対する中、あらゆる平和解決の手段を無意味だと断じ、ここまで強硬に武力攻撃を主張するためには、いわゆる「急迫的脅威」が必要になります。そこで「匿名のテロ攻撃」という、イラク問題とは何の関係もない架空の脅威がリンクしたのです。
イラク戦争を通じて、国際社会が直面せざるを得ないと明らかになった重要な問題は、小国の軍拡・暴発などではなく、大国の無原則な武力行使を制止する手段がない…ということです。国連にも国際社会にも、米国の軍事行動を止める実力はありません。私たちは世界規模の「軍事独裁」が始まったということを理解しなければならないでしょう。そして、圧倒的に強力な軍事力を背景とした独裁に対抗するためには、兵器による武装ではなく、非暴力・不服従の気概と、それを支える論理性が必要であると、私は考えています。
これは メッセージ 69021 (lonlontimago さん)への返信です.
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/552019567/bpa5a4a5ia5afipno9tbbh_1/69023.html